2025-06-14 コメント投稿する ▼
立憲議員が都議選ポスターで“顔出しPR”? 大空こうき氏が「選挙ハック」と批判し波紋
都議選で“選挙ハック”?立憲議員の手法に批判噴出 大空こうき氏が問題提起
東京都議会議員選挙をめぐり、立憲民主党の現職衆議院議員が自らの秘書を候補者として擁立し、その選挙活動において自身の顔写真をポスターやチラシに大きく掲載している手法が波紋を広げている。公費で設置された選挙ポスター掲示板に掲出されるものであり、「選挙の趣旨に反するのではないか」との疑問の声が有権者から続出している。
他の選挙を利用して、自らの宣伝を堂々と行うという、信じられない行為が行われています
と強く批判したのは、東京15区選出の衆議院議員・大空こうき氏(日本維新の会)だ。自身の公式X(旧Twitter)でこの問題を指摘し、立憲民主党の現職国会議員が、都議選に立候補している自身の公設秘書のポスターやチラシに、自らの顔写真を「候補者と同じ大きさで」掲載していることを問題視した。
大空氏によれば、掲出されているポスターやビラには、候補者本人の写真と並んで、後援する国会議員の顔写真が大きく載せられており、その結果、
誰が候補者で、誰のための選挙なのか分からないとの混乱の声も次々と有権者から寄せられている
という。
選挙ポスターの制作や掲示には公費が投入されることから、「本来の候補者PRの範囲を超えた党利党略的な宣伝手法ではないか」との懸念も広がっている。都内選挙管理委員会はポスターのデザインに対し細かい規制は設けていないが、公職選挙法の趣旨に照らし、選挙運動の主体が曖昧になるような表現は議論を呼ぶ可能性がある。
さらに大空氏は、
選挙の趣旨から逸脱し、有権者を愚弄する選挙ハックを許していいのか
と述べ、今後この事例について国会でも取り上げる考えを示した。
ネット上でも反応は分かれており、X(旧Twitter)では「これは確かに目立ちすぎてて違和感あった」「秘書より国会議員の顔が目立ってる」「候補者本人の訴えが見えてこない」など批判的な声の一方で、「政党の応援を可視化するのは当然」「応援ポスターの範疇では?」という擁護も見られる。
選挙戦が過熱する中で、有権者の理解や納得を得る手法が問われる。今回の件は、候補者本人と支援者の“顔の使い方”がどこまで許されるのか、法的・倫理的観点の再確認が求められそうだ。