2025-06-03 コメント投稿する ▼
参院選神奈川選挙区・金子ときお氏が出馬 「平和なくして生活・福祉なし」32年の地方議会経験で挑む国政
参院選神奈川選挙区・金子ときお候補 「平和なくして生活・福祉なし」32年の地方政治から国政へ
2025年夏の参議院選挙、神奈川県選挙区から立候補した社民党の金子ときお氏(74)は、「平和なくして生活・福祉なし」をスローガンに、長年の地方議員としての経験と、基地問題への現場感覚を武器に選挙戦を展開している。相模原市議を8期32年務めたベテラン政治家で、文化・環境政策から基地訴訟まで一貫して“生活に根ざした平和”を訴えてきた。
“文化と暮らし”を守る現場主義 相模原32年の実績
金子氏の原点は、学生時代に関わった地元・勝坂遺跡の発掘と保存運動にある。歴史的遺産の保護を通じて地域の価値を見直し、文化政策の重要性を認識したという。以降、谷原古墳や田名向原遺跡の保存に取り組み、教育・図書館・保育・介護の充実など生活インフラの整備に尽力してきた。
相模原市議としては32年間にわたり、本会議質問を一度も欠かさず、地道な行政監視を続けてきた。「質問に立たない議員は、市民の声を届ける責任を果たしていない」との信念を貫いた。
「こういう“現場を知ってる人”が国会に必要だと思う」
「保育も介護も文化も、全部“平和”があって初めて成立するって本当にそう」
「32年間、地元に根差してきた人がまだ挑戦してることに敬意しかない」
「議会で毎回質問してるとか、すごすぎ。ちゃんと働いてる人だよね」
「遺跡保護から基地訴訟まで、政治ってこういう人のことを言うんだと思う」
“第2の基地県”神奈川で、爆音裁判の団長を務めた現場派
神奈川県は沖縄県に次いで在日米軍基地が集中する“第2の基地県”。金子氏は社民党の中でも特にこの問題に精通しており、厚木基地の爆音訴訟では第四次訴訟で団長を務めた。全国の爆音訴訟団との連携も深く、自衛隊機の夜間飛行を差し止めた高裁判決は、国による軍事優先政策に歯止めをかける大きな成果として知られる。
近年では、有機フッ素化合物(PFAS)による水質汚染問題、米軍オスプレイの飛来リスク、そして米軍横須賀基地による騒音被害などを追及。全国比例予定候補の山城ひろじ氏と共に横須賀で街頭に立ち、「基地がある限り、生活と福祉は脅かされ続ける」と訴えた。
“平和は政治のインフラ”という哲学
金子氏の政治信条は一貫して「平和がなければ福祉も生活も成り立たない」というもの。憲法9条の理念を具体政策に結び付ける姿勢をとり、防衛費増額の流れに異議を唱える立場だ。
防衛費が拡大する一方で、保育・介護・教育・医療といった分野が“削られる対象”になりつつある今、金子氏は「人間の安全保障は戦車では守れない」と訴える。あくまでも“平和があってこそ”人々の暮らしが安定するという視点は、軍拡路線へのカウンターとして注目されている。
経験と実績の政治家に、新たな国政の舞台は開かれるか
政党の知名度や政策論争の影で埋もれがちな「地方出身の生活派候補」だが、金子氏のような長年現場を歩いてきた政治家の存在は、国政においても稀少だ。数十年の市政経験、文化・福祉・環境のすべてを横断する政策力は、神奈川県民にとっても無視できない選択肢となるはずだ。
候補者本人は、「これまで市民の声を市政に届けてきた。今度は国民の声を国政へ」と訴えている。派手なパフォーマンスよりも、積み上げてきた信頼と実績で戦う金子ときお氏。国会の場でその声が届く日が来るか、注目が集まっている。