2025-07-30 コメント投稿する ▼
参政党・梅村みずほ氏、ウィシュマさん侮辱発言と排外的姿勢に批判続出 党の象徴的存在に
選挙後も過激発言繰り返す梅村氏
参政党に所属する梅村みずほ参議院議員が、選挙後のテレビ番組に立て続けに出演し、外国人政策をめぐる発言を繰り返している。「区別と差別は違う」と主張しているが、過去の言動を踏まえるとその真意を疑問視する声が多い。
梅村氏は、2023年5月、日本維新の会所属時に行われた参院本会議で、入管施設内で死亡したスリランカ人女性ウィシュマ・サンダマリさんについて、「支援者の一言が詐病の疑いを呼んだ可能性もある」などと発言。この発言は「被害者を貶めるもの」として大きな批判を呼び、6カ月間の党員資格停止処分を受けた経緯がある。
その後も「ハンガーストライキで体調を崩した可能性」など、根拠の乏しい発言を繰り返しており、「被害者への侮辱ではないか」という疑問が消えていない。
排外的姿勢に「参政党の体現」との声
こうした発言について、ウィシュマさんの遺族代理人弁護士・高橋済氏は、「梅村氏は元々、排外主義的な発想を持ち、外国人の人権を軽視する発言を続けてきた」と批判。「参政党を体現する存在」とも語っており、梅村氏の立場が党の基本的な方向性と密接に結びついていると指摘している。
高橋弁護士は、「参政党という新たな足場を得たことで、彼女の排外的な言動がさらに加速する懸念がある」と述べ、国会議員としての発言責任とその社会的影響を強く警告した。
政治的立場を強化も、過去の発言の清算はなし
梅村氏は維新時代の問題発言に対して謝罪や撤回を明確に行っておらず、参政党への移籍後もその発言姿勢を変えていない。むしろ、テレビやネットメディアへの露出を増やし、「外国人と日本人を区別すべき」といった主張を強めている。
発言が支持層に響く一方で、「人権の軽視」「ヘイトの助長」といった批判も高まっており、政治家としての品位や資質が問われている。
市民・有権者からの反応「許されない発言だ」
梅村氏の一連の言動に対して、SNSでは市民・有権者から強い批判が相次いでいる。
「亡くなった人への敬意もない。これが国会議員の発言?」
「被害者を侮辱して、責任も取らないのは人としておかしい」
「外国人を標的にする発言、見ていて本当に気分が悪い」
「参政党ってこういう考えの人が主流なのか?」
「遺族の気持ちを考えたことがあるのか。言葉が軽すぎる」
一方、参政党支持者の間では「本音を言える政治家」として評価する声もあるが、国会議員という立場での発言には、社会的な影響力と責任が伴う。
言葉の重さと政治家の倫理
政治家の発言には、社会的信頼を損なうリスクとともに、被害者やその家族の尊厳を直接傷つける可能性がある。過去の発言への検証や説明責任を曖昧にしたまま、「言論の自由」や「区別」という言葉で正当化を図る行為は、民主主義の土台である人権尊重を揺るがすものだ。
今後、国会や政党内での対応はもちろん、メディアや市民社会も含めた倫理的な評価が求められる。