2025-10-28 コメント投稿する ▼
石井準一参院幹事長、裏金議員の佐藤啓官房副長官起用に懸念表明
自民党の石井準一参議院幹事長は2025年10月28日の記者会見で、この人事に対する懸念を表明しました。 政府と国会の連絡調整を担う重要なポジションである官房副長官に、こうした経歴を持つ議員を起用したことで、野党は参議院議院運営委員会理事会への佐藤氏の出席を拒否しています。
自民党の石井準一参議院幹事長は2025年10月28日の記者会見で、この人事に対する懸念を表明しました。佐藤氏は旧安倍派に所属し、派閥の裏金事件で幹事長注意の処分を受けた経歴があります。政府と国会の連絡調整を担う重要なポジションである官房副長官に、こうした経歴を持つ議員を起用したことで、野党は参議院議院運営委員会理事会への佐藤氏の出席を拒否しています。
石井氏は会見で「今後もこの状況が続くのは望ましくない」と明言しました。組閣前から高市首相側に懸念を伝えていたと説明し、「高い支持率で始動した高市内閣の大きな事案になりかねない」と指摘しています。実際、日本経済新聞とテレビ東京が2025年10月24日から26日に実施した世論調査では、高市内閣の支持率は74パーセントと極めて高い水準で発足していますが、この問題が長引けば政権運営に悪影響を及ぼす可能性があります。
野党が出席拒否、異例の事態に
立憲民主党の斎藤嘉隆参議院国会対策委員長は2025年10月22日、自民党の磯崎仁彦参議院国会対策委員長との会談で、佐藤氏の議院運営委員会理事会への出席を当面拒否する意向を正式に伝えました。斎藤氏は記者団に対し「官邸と参議院の連絡調整役として本当にふさわしいのかどうか、野党としては大いなる疑問がある」と述べ、今国会中は出席を認めない姿勢を示しています。
官房副長官は政府と国会の橋渡し役として、法案説明などの重要な役割を担います。しかし佐藤氏が出席できないため、2025年10月23日には衆議院担当の尾崎正直官房副長官が代理で対応する異例の事態となりました。政府と参議院の連絡役が事実上機能していない状況です。
「裏金議員を副長官にするなんて信じられない。国民をなめてるとしか思えない」
「高市さん支持してたのに、この人事はガッカリだわ。説明責任果たしたって言うけど、納得できない人も多いはず」
「せっかく高い支持率でスタートしたのに、もったいない。もっと慎重に人事を考えるべきだった」
「佐藤氏を起用するなら、野党が反発するのは当然。最初から分かってたことでしょ」
「政治とカネの問題をうやむやにしたまま要職に就けるのは、自民党の体質が変わってない証拠だ」
政治倫理審査会で説明も野党納得せず
木原稔官房長官は2025年10月22日未明の記者会見で、佐藤氏の起用について「当時、財務政務官を辞任し、国会では政治倫理審査会で説明責任を果たしている」と擁護しました。佐藤氏は派閥裏金事件の発覚後、財務大臣政務官を辞任し、国会の政治倫理審査会で弁明を行った経緯があります。
しかし野党側は、政治倫理審査会での説明だけでは不十分だとして、官房副長官という政府の要職に就くことに強く反発しています。立憲民主党の斎藤氏は「こういう人事は遺憾だ」と述べ、官邸と国会の連絡調整役にふさわしくないと批判しました。
11月上旬の代表質問後に協議へ
石井幹事長は、2025年11月4日から6日に予定される各党の代表質問が終わった後、野党と今後の対応を協議する考えを示しました。代表質問は臨時国会の重要な節目であり、ここで高市首相の政権運営の方針が問われることになります。
国会運営に支障を来す状況が続けば、政府が提出する法案の審議にも影響が出る可能性があります。高市首相は記者会見で「基本政策と矛盾しない限り野党の提案を受け入れる方向で前向きに議論する」と述べ、野党との連携を重視する姿勢を示していますが、この人事問題が協力関係を築く上での障害となる恐れがあります。
石井氏は野党との豊富なパイプを持つことで知られ、2025年10月8日に参議院幹事長に就任したばかりです。少数与党の状況下で野党の協力を得るための調整役として期待されていますが、この問題の解決に手腕が問われることになります。高市内閣は高い支持率でスタートしましたが、政治とカネの問題が早くも政権運営の試練となっています。