2017-08-31 コメント投稿する ▼
松山政司氏に「女体盛り」疑惑再燃 説明責任果たさず一億総活躍を語る資格はあるのか
19年前の「女体盛り」事件に再注目 新閣僚就任の矢先に波紋
内閣改造で「一億総活躍担当大臣」として初入閣を果たした松山政司氏(当時58歳)に、過去のスキャンダルが再び注目を集めている。問題視されているのは1998年に北海道・旭川市で行われた、青年経済団体・日本青年会議所(JC)の関係者による“女体盛り”パーティへの参加疑惑だ。
この「女体盛り」パーティは、当時16歳だった少女が刺身を乗せる役を強いられ、のちに補導されたことで事件化。青少年保護育成条例違反などの容疑で参加者の一部が逮捕された。報道によれば、会合の懇親会にはJC関係者33人中、20名以上が参加し、その中には当時副会頭だった松山氏がいたとされる。
「今さら言われても非常に困る」
「乗ってきた女の子がサングラスを外して、股や乳首に刺身をのせた」
「その場にいた可能性は高い。当時は会頭選挙目前だった」
これらの証言や報道は衝撃的だ。しかも、事件が表面化した1998年6月当時、松山氏は日本JCのナンバー2であり、翌年には会頭に選出されている。政界入り前からリーダーシップを取る立場にあったにもかかわらず、この問題に対する説明責任は果たされたとは言い難い。
本人は関与を否定 だが「どこにいたか」は曖昧
松山氏の事務所は、「会議のため旭川にいたのは事実だが、『女体盛り』なるイベントがあったことは報道で知った。参加していない」と否定。しかし、事件当夜の所在については「どこかで食事をしていたのでは」と曖昧な回答にとどまっている。
事実、警察による事情聴取などはなかったとされるが、これは“潔白”と同義ではない。刑事処分がなかったとしても、政治家としての説明責任は免れない。とりわけ、公的責任を負う立場として「一億総活躍社会」の旗振り役に就いた今、この問題の“処理済み”では済まされないという世論も強まっている。
「知らなかったでは済まない。当時副会頭なら責任ある立場」
「16歳を使って“女体盛り”とか、倫理観が地の底だ」
「政治家ってここまで感覚がずれてるのか?」
「公職につく人の過去として、説明なしは通らない」
「むしろ“活躍”してたのはそういう場だったのでは?」
SNSでは怒りとあきれが交錯する。過去の行動が道義的に問われる時代において、説明を避け続けることは、かえって信用を毀損する。
政治的リーダーとしての資質にも疑問符
松山氏の政治手腕にも、地元・福岡からは批判の声が出ている。2015年、福岡県連会長時代に統一地方選をめぐって県議同士が年次大会で衝突、警察沙汰にまで発展したが、「調整役として何の機能も果たさなかった」と当時の関係者は冷ややかだ。
さらに、「今回の入閣は岸田派からの年功序列による“割り当て”に過ぎない」という声もあり、人事の裏にある派閥バランスの力学が透けて見える。身体検査の甘さを疑う声も与党内にくすぶる。
「仕事人内閣」の看板にふさわしいか?
安倍晋三首相は、当時の内閣改造を「仕事人内閣」と銘打ち、実行力ある布陣だと自賛した。しかし、新閣僚の過去にこうした重大な疑惑が浮上している以上、少なくとも“適材適所”であったとは言いがたい。
「女体盛り」という言葉そのものが今日の社会的価値観から見て到底受け入れられない行為であることは明白であり、その現場にいた可能性がある政治家が説明を避けるならば、「一億総活躍」などというスローガンに説得力はない。
松山氏自身が、JC会頭時代に「再発防止と組織改革を主導した」とするならば、まず自身が政治家として、社会に対して「何があったのか」「自分はどう対応したのか」を明確に語るべきである。それこそが、真の“活躍”であるはずだ。