豊田真由子氏が9年ぶり国会質問でセルフツッコミ、国民会議の正当性を追及

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豊田真由子氏が9年ぶり国会質問でセルフツッコミ、国民会議の正当性を追及

豊田真由子氏が9年ぶりに衆院予算委員会で質問に立ち、2026年3月2日、自虐ネタを交えながら政府に対する追及を展開しました。参政党の政調会長として復帰した豊田氏は、かつての秘書暴言問題を自らネタにする余裕を見せつつ、社会保障改革をめぐる政府の姿勢を厳しく問いただしました。

9年ぶりの質問で自虐ネタ連発


豊田真由子政調会長は質問の冒頭、緊張した面持ちで9年ぶりの国会質疑であることを告白しました。そして「どうぞお手柔らかにお願いいたします」と述べた瞬間、委員会室から笑いとも野次ともつかぬ声が上がります。豊田氏はすかさず「逆か、すみません」とセルフツッコミを入れ、会場を笑いで包みました。

この発言の背景には、2017年に発覚した秘書への暴言問題があります。当時自由民主党(自民党)所属の衆議院議員だった豊田氏は、秘書に対して「このハゲー」などと暴言を浴びせた音声が流出し、大きな社会問題となりました。この事件で自民党を離党し、同年の衆議院選挙で落選して政界を去っていました。

「豊田真由子さん、自分でネタにできるのすごいな」
「9年前のこと許してないけど、この自虐は嫌いじゃない」
「お手柔らかにって言われても、柔らかくできないでしょw」
「自分でツッコミ入れるの笑った。国会の空気変わったね」
「過去を引きずらないメンタルは見習いたい」

国民会議の正当性に疑問を投げかけ


笑いで場を和ませた豊田氏でしたが、質問内容は鋭いものでした。焦点となったのは、与野党で社会保障と税の一体改革について議論する「国民会議」の在り方です。参政党はこの国民会議への参加を自民党から拒否されており、豊田氏は会議体そのものの法的根拠を問題視しました。

豊田氏は「行政府でもなく立法府でもない、何の法的根拠も持たない会議体で事実上の政策合意を形成し、それを前提に閣議決定して国会に法案を提出するのは、三権分立や国会重視という日本の原則を実質上空洞化させるものではないか」と厳しく指摘しました。これに対し城内実成長戦略担当大臣は、最終的には国会審議で決定されるため民主的プロセスは担保されていると反論しました。

しかし、法的根拠のない会議体で政策の大枠が決まり、国会が追認機関となる構図は、国会軽視との批判を免れません。少数政党を排除する形で進められる政策決定プロセスは、民主主義の観点からも問題があると言えます。

厚労省出身の強みを発揮


豊田氏は厚生労働省のキャリア官僚出身という経歴を活かし、戦没者援護、少子化対策、医薬品の安定供給など、専門性の高い分野について閣僚を追及しました。約1時間にわたる質疑では、小泉進次郎防衛大臣から「お久しぶりです」と笑顔で声をかけられる場面もあり、かつての同僚議員との再会を印象づけました。

ただし9年ぶりの質疑ということもあり、委員長から「挙手をしたうえで指名を受けて質問してください」とたしなめられる一幕もありました。手続き面での不慣れさは見せたものの、政策議論では官僚時代に培った知識と経験を遺憾なく発揮しました。

参政党の立ち位置と今後


豊田氏が所属する参政党は2020年に結成された比較的新しい政党で、2025年の衆議院選挙で議席を獲得し国政政党としての地位を確立しました。豊田氏は比例北関東ブロックで当選し、政調会長という要職に就いています。

しかし国民会議から排除されるなど、既存政党からは一定の距離を置かれているのが現状です。政府は国民会議での合意を前提とした法案提出を進める方針で、参政党のような少数政党の意見がどこまで政策に反映されるかは不透明な状況です。

豊田氏の復活劇は、過去の不祥事を乗り越えて再び国政の場に立つという意味で注目を集めています。自虐ネタで笑いを取りつつも、政策論争では妥協しない姿勢を示した今回の質疑は、豊田氏の政治家としての新たなスタートを印象づけるものとなりました。

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2026-03-02 15:12:23(櫻井将和)

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