2025-06-29 コメント投稿する ▼
打越さく良氏「暮らしの声を国政に」 介護・農業・非正規の現場から政治の責任を問う
地方の暮らしと声を「政治のど真ん中」に
6月29日、新潟県燕市で行われた集会で、立憲民主党の打越さく良参議院議員が、地方の切実な声を国政に届ける決意をあらためて語った。長妻昭代表代行、菊田真紀子衆院議員も参加し、野党共闘の意義と参院選の重要性を訴えた。
打越氏は、新潟県内で寄せられた市民の声を紹介しながら、「一生懸命お米を作っても資材が高騰し割に合わない」「物価高で食費も大変」「就職氷河期世代で非正規が多く、年金も将来が不安」「介護の現場はずっと低待遇のまま」など、現実の生活苦を切実に語った。
このような声を拾い上げることこそ政治の原点であると訴え、「新潟県の声、地方の声をこれからもまっすぐ国政に届けていく」と力強く述べた。
「地元の声を届けるって、こういうことだよね」
「農家のリアルな声を代弁してくれる議員が必要」
「非正規の不安まで言及してくれて泣きそうになった」
「都会の話ばかりじゃなくて地方の話をもっとして」
「この人の話は“現場”に立ってる感じがする」
「人の命と暮らしを守るのが政治の責任」
打越議員は、介護の問題にも強い思いを示した。自身の母親の看取りの経験を踏まえ、「支えてくれるプロの皆さんがいたからこそ、家族としてきちんと看取ることができた」と述べ、訪問介護報酬の底上げや、介護職員の賃上げ法案を立憲民主党が提出したことを紹介。
「人の命と暮らしを支えるのが政治の責任。そのためには“数の力”が必要」と語り、選挙での支援の重要性を訴えた。
また、農政についても、「農家の声を無視してきた結果、生産基盤が弱まり、これは消費者にも跳ね返ってくる」と警鐘を鳴らした。持続可能な農業を支える制度として、「食農支払(しょくのうしはらい)」制度を提案していることも説明し、都市部だけでなく地方の食と暮らしを守る政策を具体的に提示した。
年金改革、そして「採決なき閉会」への悔しさ
年金改革法案の修正が実現したことについて、打越氏は「昨年の衆院選で、野党が議席を伸ばした成果」と評価しつつ、ガソリン暫定税率廃止法案が参院で採決に至らず閉会したことに対しては、「こんなことでは地方の声は届かない」と、政治の構造そのものへの問題提起も行った。
地方の暮らしや命に関わる重要な政策が、与党多数によって議論も尽くされずに流されていく現状への怒りと無念さがにじんだ。
「人権と格差に体を張る議員」 長妻氏が打越氏を全力応援
同じ集会で応援に立った長妻昭代表代行は、打越議員について「日本の人権問題や格差、多様性の課題に、体を張って取り組んでいるかけがえのない議員」と紹介。立憲民主党の社会保障政策への取り組みとして、「持ち主不明年金記録の検索コーナーの設置」や「年金生活者支援給付金の創設」など、地道な前進を積み重ねてきたことを報告した。
さらに参院選について、「自民・公明が16議席減らせば過半数割れとなり、政権交代の可能性も見えてくる」と強調。打越氏のような現場感覚を持った議員の議席確保が、国の方向性を左右する分岐点になることを強く訴えた。
政治が「誰のためにあるのか」が問われる選挙――生活現場と真っ直ぐ向き合う議員の声が、今ほど求められている時代はない。