2025-03-05 コメント投稿する ▼
都議会自民の裏金問題、立民・塩村氏が参院予算委で追及
■都議選に向けた自民党公認議員の問題
塩村氏は、自民党が不記載があった現職10人を都議選で公認したことを問題視し、「自信を持って公認したのか」と質問。首相は、「公認するにふさわしい者に限り公認をすることでなければ党の信用は保たれない。都民の判断、支持がいただけるように党としても公認をした」と説明した。
■公明党からの厳しい声と公認手続きの正当性
さらに、塩村氏は公明党からも厳しい声が出ていると指摘し、「裏金議員は簡単に公認するべきではない」と述べた。これに対し、首相は「別に簡単に公認をしていない。重要な職責を有していた者は非常に責任が重いということで非公認にしている」と反論した。
■政治倫理審査委員会設置案の否決
また、塩村氏は、都議会で問題の全容解明に向け、立民と共産党などの会派が提出した政治倫理審査委員会の設置案が、自民、都民ファーストの会、公明などの反対多数で否決されたことを挙げ、「本当にどうなのかなと思う。全容解明は重要だ」と疑問を呈した。
■都議選と参院選の重要性
令和7年は12年に1度の都議選と参院選が重なる年であり、都議選の結果が国政にも大きく影響する可能性がある。12年前の平成25年は、都議選で自民党が都議会第一党を奪還し、参院選も圧勝し衆参で多数派が異なる「ねじれ国会」が解消された。立民は夏の参院選を「政権交代に向けての大きな足がかり」(野田佳彦代表)と捉えており、その前哨戦となる都議選で自民に打撃を与えたい考えだ。
■都議会自民党の裏金問題の再認識を求める
塩村氏は、「都議選で都民、そして国民に判断を下していただきたい。都議会においても裏金事件があるんだということをしっかりと覚えておいていただきたい」と強調し、都議会自民党の裏金問題への関心を呼びかけた。