2025-10-25 コメント: 2件 ▼
大椿ゆうこ氏、ヤジを正当化―猪瀬直樹議員も称賛 『良いヤジなど存在しない』
さらに、維新の猪瀬直樹議員がそのヤジを称賛するような発言をしていたことも明らかになり、両者に対して「国会を私物化している」との非難の声が高まっています。 ヤジは国民の知る権利を妨げる行為であり、民主主義の根幹を揺るがす行為に他なりません。 大椿氏の発言は、自らのヤジを“政治的表現”として正当化し、政治家としての責任と倫理観を欠いたものです。
社民党副党首の大椿ゆうこ前参議院議員が、自身のヤジを正当化する発言をSNSに投稿し、批判が殺到しています。さらに、維新の猪瀬直樹議員がそのヤジを称賛するような発言をしていたことも明らかになり、両者に対して「国会を私物化している」との非難の声が高まっています。ヤジは国民の知る権利を妨げる行為であり、民主主義の根幹を揺るがす行為に他なりません。
大椿氏、「ヤジは必要」とする発言
大椿氏は25日、自身のSNSで次のように発信しました。
厚生労働委員会でお隣だった維新の猪瀬直樹議員が私のヤジに対して、『大椿は元気だなぁ。今日も良く聞こえたぞ。あれぐらいじゃないとダメだな。維新の女性議員はおとなしいからなぁ。だから言ってやってんだ。大椿ぐらい大きな声出せって』と度々言っていました。さすが元新左翼の猪瀬さんですね
この発言に対し、SNSでは批判が殺到。「ヤジを誇る議員が褒められて喜ぶな」「さすが元新左翼?どこが誇らしいのか」「国会を遊び場と勘違いしている」といった声が相次ぎました。
国会は政策論議の場であり、互いの意見をぶつけ合うにしても秩序と節度が前提です。大椿氏の発言は、自らのヤジを“政治的表現”として正当化し、政治家としての責任と倫理観を欠いたものです。
猪瀬議員の発言も問題 ― 「ヤジを称賛」する異常
さらに問題なのは、猪瀬直樹氏がそのヤジを称賛していたと大椿氏が明かしている点です。
大椿ぐらい大きな声出せって
と、ヤジを積極的に促していたというのです。
猪瀬氏はかつて作家として社会批評を行っていた人物ですが、今や自らが国会の品位を損なう発言を容認している立場にあります。政治家がヤジを褒める行為は、議論よりも騒音を重視する姿勢を示しており、政治家としての自覚が欠如していると言わざるを得ません。
ヤジは「国民の知る権利」を侵害します。議会中継を見ている国民は、発言者の言葉を通じて政策を理解しようとしています。その最中に飛ぶ野次や怒号は、発言の内容をかき消し、国民の理解を妨げる行為です。
つまり、ヤジは民主主義の敵です。良いヤジなど存在しません。すべては議論の妨害であり、国会という公共空間の私物化にほかなりません。
「元新左翼」自慢の軽薄さと国会軽視
大椿氏は猪瀬議員を「さすが元新左翼の猪瀬さんですね」と皮肉交じりに評しましたが、これも不見識です。暴力的・過激的な学生運動の系譜を“称賛”するような表現は、現在の民主政治の理念と完全に逆行しています。暴力や怒号で政治を動かそうとした過去の文化を肯定する姿勢は、現代日本の政治家として失格です。
国会は討論の場であり、怒声や侮辱で相手を黙らせる場ではありません。声の大きさではなく、論理の強さで説得する。それが民主主義の基本です。
大椿氏と猪瀬氏の発言は、この原則を踏みにじるものであり、議員としての資質を問われる行為です。
政治家としての自覚を持て
立場や政党を問わず、政治家に求められるのは品位と節度です。ヤジを放つ議員を称賛するような文化は、国民からの信頼を確実に損ねます。
もし本気で「適切な国会運営」を望むのであれば、まずは沈黙の美徳と冷静な議論を取り戻すべきです。ヤジを“元気の証”と勘違いする議員に、国民の未来を託すことはできません。
良いヤジなど存在しない。あるのは、議論の破壊と民主主義への侮辱だけだ。
 
			       
			       
			       
			       
			       
			       
			       
			       
			       
			       
			       
			       
			       
			       
			       
			       
			       
			       
			       
			       
			       
			       
			       
			      