2025-08-19 コメント投稿する ▼
岩渕友議員が秋田豪雨被災地を調査 「解体費用足りない」住民の声を国に届ける決意
岩渕友議員、豪雨被災地・秋田仙北市を調査
8月19日からの記録的豪雨で大きな被害を受けた秋田県仙北市の上桧木内地区を、23日、日本共産党の岩渕友参院議員が訪れ、加賀屋千鶴子県議、平岡裕子市議と共に住民から直接声を聞いた。岩渕議員は浸水した家々や泥に埋まった生活用品を前に、被害の深刻さを確認。「被害の実態を国に伝え、具体的な対策を求めたい」と強調し、被災者の生活再建支援に全力を挙げる姿勢を示した。
住民の切実な訴えに耳を傾ける
現地では、断水による給水車や仮設トイレカーが稼働し、泥にまみれた家具や家財が道端に積まれていた。郵便局も浸水の影響でATMや備品が使用不能となり、局長は「再開まで時間がかかる」と語った。
父親宅の片付けを手伝う38歳の男性は、「土砂が20~30センチ堆積し、家の中まで入り込んだ。重さで土台が下がり壁に亀裂も入った。家を解体する話が出ているが、お金がなんぼあっても足りない」と不安を吐露。岩渕議員は「住民の声をそのまま国会に届けます」と応じ、被災者の声を政策に反映させる決意を改めて表明した。
さらに、旅館を経営する女性は「客室の家電がすべて壊れた。予約は入っていたが再開できるか不安」と語り、観光業への打撃を訴えた。岩渕議員は現場を見て、「観光を支える地域の基盤が失われれば、経済回復は一層難しくなる。支援の強化が必要」と述べた。
「岩渕さんのように現場に来てくれる国会議員は心強い」
「被害を直接見た上で国に伝えてほしい」
「解体費用や再建資金のことをどう助けてもらえるのか不安」
「観光の町なので、旅館や宿の支援がなければ成り立たない」
「豪雨は毎年のように起きている。国の制度自体を変えてほしい」
国・自治体に働きかけを約束
岩渕議員は調査後、「市営住宅の確保など、被災者が安心して生活を取り戻せる環境を整えることが急務」と語り、加賀屋県議や平岡市議と連携し、国や県、市に要望を伝えると約束した。
また、「豪雨災害は気候変動の影響で頻発している。毎回、被災者が“お金が足りない”と苦しむのは制度の不備が原因でもある。国の災害対応を根本的に見直すべきだ」と述べ、国会での取り組みを強化する考えを明らかにした。
生活再建に不可欠な政治の役割
仙北市は秋田内陸線沿線に位置する山間地域で、雪害や豪雨災害のリスクを抱えている。今回の調査で浮き彫りになったのは、家屋の解体費用や住宅再建費用の不足、観光業を中心とする地域経済の停滞である。
岩渕議員は「被災者一人ひとりの声を丁寧に聞き取り、制度の谷間に落ちる人をなくすことが政治の責任だ」と語り、被害実態の国会への報告と迅速な支援策の実現を誓った。
岩渕友議員は、現場に足を運び住民の声に直接耳を傾けることで、災害対策の課題を明らかにした。住民が抱える「解体費用がない」「再開できるか不安」という切実な声は、災害対応の不十分さを示している。国の制度をどう変え、生活再建を支えるか。岩渕議員の調査は、その第一歩となった。