2025-05-02 コメント投稿する ▼
秋田・風力発電事故で共産党議員が国に原因究明を要請、安全対策の徹底を求める
秋田・風力発電事故で岩渕・紙氏、国に原因究明を要請
秋田県新屋町で発生した風力発電事故を受け、日本共産党の岩渕友、紙智子両参院議員が9日、経済産業省の担当者に対し、事故の原因究明と再発防止策の徹底を求めた。現場では風車の羽根が折れ、近くにいた81歳の男性が死亡している。
事故概要:安全なはずの風速で大惨事
* 事故が起きたのは、さくら風力(東京都)が運営する風力発電所で、2010年3月に運転を開始している。
* 問題の風車は40メートルの樹脂製ブレード(羽根)を備えたタイプで、落下した羽根は根元付近で折れていた。
* 事故当時の風速は21メートルで、風力発電に適した条件であり、特別な気象条件は確認されていない。
* なお、この風車は2010年にも落雷によるブレードの破損事故を経験している。
岩渕氏と紙氏、国に再発防止を強く要請
岩渕氏は「地元の住民は日常生活が脅かされ、不安でたまらない状況だ。原因究明を急いでほしい」と訴えた。また、紙氏は「全国に設置されている大型風力発電設備を総点検する必要があるのではないか」と指摘。経済産業省側は「原因が分からなければ何を点検すべきか明確にならない」と慎重な姿勢を示した。
経産省、事故調査と点検の実施
* 経産省は事業者に事故に関する報告を求め、保守点検が適切に行われていたかを調査中。
* 事故が起きたのと同型の風力発電機は国内に280~290基設置されており、経産省はそれらの点検を各事業者に呼びかけている。
* 事故を起こしたさくら風力も、独自に専門家を含む調査委員会を設置し、原因究明に乗り出している。
ネット上で広がる懸念と批判
今回の事故を受け、ネット上では風力発電の安全性に関する懸念や批判が相次いだ。
「安全なはずの風速で事故が起きるなんて…どこまで安全なの?」
「再生可能エネルギーは重要だけど、安全が担保されていなければ意味がない」
「原因究明はもちろん、全国の同型機を早急に点検してほしい」
「住民の安全を考えると、国はもっと迅速に対応すべき」
「再生可能エネルギー推進と安全対策、どちらも大事だ」
風力発電の信頼性、再確認が必要
風力発電は再生可能エネルギーの一環として全国で導入が進んでいるが、今回のような事故はその信頼性を揺るがしかねない。安全性の確保は当然ながら、事故発生時の対応や住民への説明責任も問われている。
経済産業省は引き続き調査を進め、再発防止策の検討を進める方針だが、地元住民の不安を解消し、信頼を回復するためには迅速かつ透明性の高い対応が求められる。