2025-12-18 コメント投稿する ▼
さいたま市、食肉市場廃止の背景と議論―改定卸売市場法の影響を追及
岩渕議員は、食肉市場廃止の背景にある法改定を厳しく批判しています。 改定前は、廃止には農水大臣の認可が必要でしたが、改定後は通知と届け出だけで済むようになり、市場廃止のハードルが低くなったと指摘されています。 政府の対応について、岩渕議員は農水省に対し、「廃止の撤回を市に強く求めるべきだ」と主張しています。
さいたま市、食肉市場廃止発表とその背景
さいたま市は、2025年11月に「食肉中央卸売市場・と畜場」の移転再整備事業を中止し、2028年度を目標に同施設を廃止すると発表しました。この決定に対して、市民や関係者からは不安や批判の声が上がっています。特に、この市場が担っていた重要な役割に対して、廃止がもたらす影響を懸念する声が強い状況です。日本共産党の岩渕友議員は、廃止を巡り政府に強く対応を求めるなど、事態は国会での議論に発展しています。
市場の機能と廃止が与える影響
さいたま食肉市場は、年間に扱う牛や豚の数が非常に多く、その金額は約70億円に達します。この市場は、生産者や流通業者、消費者にとって公正・公平な取引を保証する公共的な役割を果たしており、その廃止がもたらす影響は計り知れません。さらに、大学や研究機関が臓器を購入するなど、医学や獣医学の研究にも重要な資源となっており、廃止されることでこれらの分野にも影響が及ぶとされています。
廃止が決定された理由として、さいたま市は「法改定に基づく必要な措置」と説明していますが、その詳細や背景には異論も多く、特に市場廃止に至る過程に疑問を持つ声が多いです。岩渕議員は、市が事前に市議会にも知らせず、農水省も報道でその事実を知ったことに強い不満を示しました。
改定卸売市場法と廃止の影響
岩渕議員は、食肉市場廃止の背景にある法改定を厳しく批判しています。2018年に行われた卸売市場法の改定では、卸売市場の整備計画に関する規定が削除され、市場の廃止を容易にするための手続きが簡素化されました。改定前は、廃止には農水大臣の認可が必要でしたが、改定後は通知と届け出だけで済むようになり、市場廃止のハードルが低くなったと指摘されています。
「一方的な廃止は許せない。廃止によってどれほどの影響があるか、しっかりと検討すべきだ」
「廃止の決定を撤回し、関係者と合意形成を図るべきだ」
「市場は公平な取引の場として、民間では代替できない機能を持っている」
「安倍政権下の新自由主義政策が、現場に大きな混乱をもたらしている」
「法改定によって市場廃止が容易になったことが問題だ」
政府の対応と今後の課題
政府の対応について、岩渕議員は農水省に対し、「廃止の撤回を市に強く求めるべきだ」と主張しています。農水省は、現場の状況を踏まえて指導・助言を行うと述べましたが、具体的な対応策が示されていないことに対しては依然として不透明な部分が多いです。
また、岩渕議員は、改定卸売市場法がもたらした弊害を強調し、市場廃止の問題が全国に波及する可能性があることを警告しました。特に、農業政策の新自由主義的な方向性が、地域経済や流通業者に対して深刻な影響を与えていることが指摘されています。
「政府は新自由主義的な政策を改め、地域経済を守るために市場の重要性を再認識すべきだ」
「市民の声を無視する形で進められた廃止策は、撤回が求められる」
「今後は市場機能の重要性を再評価し、適切な調整を行う必要がある」
今後の対応と議論の行方
この問題は、今後も国会での議論を通じて解決を図る必要があるとされています。特に、廃止の影響を受ける関係者や地域住民の声を十分に反映させることが求められています。また、市場廃止の是非や法改定の影響について、社会全体で議論を深めることが重要となるでしょう。