2025-11-20 コメント投稿する ▼
スルメイカ漁獲超過で岩渕友議員が水産庁責任を追及 沿岸漁業者の保護が焦点
岩渕氏は、鈴木憲和農水相が「大幅な超過となったことは大変遺憾」と述べたことに対して、「漁師が好き放題イカを取っている」との印象を与え、沿岸の零細イカ釣り漁業者に不当な責任を押し付けていると批判しました。 岩渕氏は、漁業者個人に漁獲枠超過の責任を押し付ける発言が現場に混乱を生んでいると強調しました。 岩渕氏は、TACを基にした漁獲枠配分についても批判しました。
スルメイカ漁獲超過問題で岩渕友議員が水産庁の責任を追及
2025年11月20日、参議院農林水産委員会で、岩渕友議員(日本共産党)が、捕獲停止命令が出されたスルメイカ漁を巡り、水産庁の責任と漁業者への不公平な負担についてただしました。小型船のスルメイカ漁獲量は10月末までに7,796トンに達し、漁獲可能量(TAC)2,039トンを超過しており、採捕停止命令が出されている状況です。
漁業者への責任転嫁を批判
岩渕氏は、鈴木憲和農水相が「大幅な超過となったことは大変遺憾」と述べたことに対して、「漁師が好き放題イカを取っている」との印象を与え、沿岸の零細イカ釣り漁業者に不当な責任を押し付けていると批判しました。
「漁業者に全国の漁獲状況を把握せよというのかという怒りが広がっている」
「漁獲量を漏れなく把握する体制を整えるのは水産庁の責任だ」
「零細漁業者は長年、大規模沖合底引き漁業に規制を求めてきた」
「TACの配分は大規模漁業に偏り、小規模漁業には不公平だ」
「沿岸漁業を最優先に漁獲配分を見直すべきだ」
岩渕氏は、漁業者個人に漁獲枠超過の責任を押し付ける発言が現場に混乱を生んでいると強調しました。また、全国の小規模なイカ釣り漁業者は、大規模沖合底引き漁業が資源を毀損しているとして規制を求め続けてきたと述べました。
漁獲枠の不公平な配分を問題視
岩渕氏は、TACを基にした漁獲枠配分についても批判しました。大規模沖合底引き漁業には6,500トン、数百隻規模のイカ釣り漁業には4,900トンと、漁業規模に比べ不公平な配分がなされていると指摘し、沿岸漁業を最優先にすべきだと主張しました。これにより、零細漁業者が資源保護に取り組んでも、枠の制約により持続可能な漁業が難しくなる可能性があるとしています。
鈴木農水相は「遺憾であるという見解は変わらない」と述べるにとどまり、岩渕氏が指摘する現場の声や制度的な課題への具体的対応策については触れませんでした。岩渕氏は、漁獲量管理や資源保護の責任を政府と水産庁が負うべきだと強調し、零細沿岸漁業者を守る政策の必要性を改めて訴えました。
今後の課題と漁業政策の見直し
今回の議論は、漁獲枠の超過と現場の零細漁業者への影響をめぐる政府責任の問題を浮き彫りにしました。水産庁の管理体制の不備、TAC配分の不公平、そして漁業者への責任転嫁は、持続可能な漁業運営に直結する課題です。沿岸漁業者の生計と資源保護を両立させるために、漁獲量管理の仕組み改善や漁業枠の再配分が求められています。
今後、国会や漁業政策の見直しの場で、水産庁の管理責任を明確にし、零細漁業者を守るための具体策が示されるかが焦点となります。漁業者の現場の声を踏まえた公平な枠配分と、資源を守るための制度改善が急務です。