2025-02-14 コメント投稿する ▼
公明党と創価学会、夫婦別姓を巡る温度差 会員同士でもほとんど話題に上がらず
夫婦別姓問題、創価学会内で関心薄い
選択的夫婦別姓制度の導入を推進している公明党の斉藤鉄夫代表は、14日の記者会見で、支持母体である創価学会との方向性の一致について問われ、「全く関係ない。党として議論し、方向性を出している」と答えた。これに対し、創価学会内からは、公明党の積極的な姿勢に疑問を呈する声も上がっている。
選択的夫婦別姓導入への公明党の立場
斉藤代表は、現在日本だけが婚姻時に同姓を強制していることを挙げ、「選択できるようになることは意義がある」として、選択的夫婦別姓の導入を支持する立場を強調した。同日の会見では、公明党の推進プロジェクトチームが5回目の会合を開き、党案をまとめ、自民党との協議を早急に進めたい考えも示した。
創価学会内では話題にもならず
しかし、創価学会内では選択的夫婦別姓に対する関心が低いとのことだ。学会の関係者は、「女性部でも『選択的夫婦別姓を進めてほしい』という意見は大勢ではない。他にもっとやるべきことがあるのではないか」と指摘し、会員同士でもほとんど話題に上がらないという。ある幹部はさらに、「創価学会として公明党に働きかけているわけではない。これは創価学会とは関係ない動きだ」とも語った。
創価学会広報の反応
産経新聞が創価学会広報室に、公明党の動きや選択的夫婦別姓に関する見解を文書で尋ねたところ、「この種の質問には回答を控えます」との返答があった。
公明党と創価学会の温度差
公明党は選択的夫婦別姓の導入に積極的な立場を示しているが、創価学会内ではその関心が薄く、会員同士でもほとんど議論されていない現状が浮き彫りになっている。