2025-06-18 コメント投稿する ▼
こども家庭庁「ひとり親家庭等の食事支援」関西エリアに1.7億円助成 キリンこども応援団が中間支援団体に採択
キリンこども応援団、こども家庭庁「ひとり親家庭等の食事支援」関西エリアの中間支援団体に採択 1.7億円規模で150団体に助成
子どもの貧困と孤独を地域から支える取り組みに、新たな一歩。
大阪府泉佐野市に拠点を置く特定非営利活動法人「キリンこども応援団」(代表:水取博隆)は、こども家庭庁による「令和7年度ひとり親家庭等のこどもの食事等支援事業」において、関西地域における中間支援団体に正式採択されました。
この事業は、物価高や社会的孤立の中で困窮するひとり親家庭など、支援が必要な世帯の子どもたちに、食事や生活必需品を届ける「こども食堂」「こども宅食」「フードパントリー」などの活動を行う団体を支援するものです。
「『誰ひとり取り残さない』社会を、地域から形にしていく」
「子どもたちに届く支援をもっと確実に、もっと広く」
150団体に1.7億円助成、伴走支援も展開へ
キリンこども応援団は、関西一円で活動するこども支援団体に向けて、合計1億7,000万円の助成金を交付する予定です。加えて、資金だけでなく継続的な活動支援のために「伴走支援」も展開。団体の成長を支える体制を整えています。
申請団体の規模や経験に応じて3つの申請コースを設定。
助成金申請に慣れている団体にはスムーズな手続きを、小規模なボランティア団体にもハードルの低い申請支援を用意し、全ての団体が支援を受けやすくなる工夫を施しています。
「支援団体が自立して継続的に活動できる環境づくりが、子どもたちの未来を守る力になる」
地域のこども食堂が“セーフティネット”に
物価高騰や生活困窮が続く中、ひとり親家庭や支援が届きにくい子育て世帯の中には、食事にすら困る家庭が増えています。
そうした中、地域のこども食堂が“命綱”のような存在となっており、行政と民間が手を携えてセーフティネットを築くことが求められています。
キリンこども応援団は、今回の中間支援団体としての役割を通じ、地域の支援団体と密に連携しながら、食や生活を通じた「居場所づくり」と「貧困・孤立の予防」を推進していくとしています。
「支援が続く限り、子どもの未来は守れる」
「応援する大人が地域にいるという実感が、子どもの力になる」
キリンこども応援団では、本事業をきっかけに、関西に“自立型こども食堂”のネットワークを広げ、資金に依存しすぎず、地域と協働する持続可能な運営体制の構築を目指すとしています。
支援の形が多様化する現代において、「誰一人取り残さない」という理念を実現するための重要なステップとして、今回の取り組みは注目を集めています。