”闇バイト絶対に応募しないで”三原こども相が動画で呼びかけ

闇バイトへの応募が若者の間で問題となり、深刻な事件へと発展するケースが増えています。この状況を受けて、三原じゅん子こども政策担当大臣は、冬休みを前にした時期を活用し、こども家庭庁の旧ツイッター「X」や他のSNSで注意喚起の動画を公開しました。この動画では、闇バイトの危険性について具体的に説明するとともに、若者たちが犯罪に巻き込まれることを防ぐための警告を発信しています。

三原大臣は、ネット上にあふれる「短時間で高収入」「即日即金」「ホワイト案件」などの文言が、闇バイトの勧誘でよく使われる常套句であると強調しました。これらの甘い言葉に惑わされず、特に顔写真や身分証明書、連絡先といった個人情報をSNSやメッセージアプリで送信しないよう求めています。「闇バイトに応募すると、個人情報を基に脅迫され、犯罪に加担させられる可能性があります。闇バイトは明確な犯罪行為であり、応募した人自身の未来が失われてしまいます。絶対に応募しないでください」と力強く訴えました。

また、記者会見で三原大臣は、「冬休みは若者がアルバイトを始める機会が増える時期ですが、その分、悪意ある勧誘にも注意が必要です。今回のメッセージ動画では、個人情報を守ること、不審な状況に陥った際に家族や警察へ相談することの重要性を伝えています。若い世代が未来を守り、安心して生活できるよう、引き続き情報発信を行っていきます」と述べ、政府としての取り組みへの意気込みを示しました。

今回の取り組みは、闇バイトのリスクについて社会全体で認識を高め、若者が安全に過ごせる環境を整えるための一環です。家庭や学校、地域社会が一丸となり、子どもたちの行動を見守り、悪意ある勧誘から守ることが求められています。