2025-05-08 コメント投稿する ▼
参院選滋賀選挙区で野党一本化へ 連合滋賀、国民民主党の堀江明氏を推薦
連合滋賀、参院選滋賀選挙区で堀江明氏を推薦
夏の参院選滋賀選挙区(改選数1)で、連合滋賀は国民民主党の中小企業診断士・堀江明氏(38)を推薦候補として一本化することを発表した。現在、同選挙区では与野党から6人の新人が立候補を表明しており、野党票が分散する可能性が高まっている。この状況に対し、連合滋賀は「無意味な野党間の争いは避けるべきだ」とし、堀江氏への支持を明確にすることで、野党の候補者調整を促したい考えだ。
連合滋賀の白木宏司会長は大津市での記者会見で、「今回の推薦は、現在の政局動向、客観的なデータ、対話を通じた政策の精査を踏まえて決定した」と説明。さらに、国民民主党の本部や県連に対し、立憲民主党など他の野党と誠実な候補者調整を進めるよう求めた。
候補者調整が進まない場合の対応
白木会長は「候補者調整が進まない場合、今回のスタンスも情勢に応じて見直す可能性がある」と語り、現在の野党間の分裂状態を打破する必要性を強調した。今回の推薦決定は、野党統一候補の実現を目指し、現状を打開するための一歩だと説明した。
参院選滋賀選挙区の立候補者
現時点で滋賀選挙区には、以下の6人が立候補を表明している。
* 自民党:宮本和宏氏(53)、元守山市長
* 立憲民主党:佐口佳恵氏(51)、現職県議
* 日本維新の会:岡屋京佑氏(32)、元新聞記者
* 共産党:佐藤耕平氏(42)、党県委員
* 国民民主党:堀江明氏(38)、中小企業診断士
* 参政党:中田あい氏(46)、内装業
これら6人の候補者は、いずれも与野党からの新人であり、現職議員はいない。このため、野党票の分散が懸念されている。
過去の選挙結果と野党の課題
滋賀選挙区では、2022年の参院選で自民党の小鑓隆史氏が再選を果たしており、無所属で立候補した田島一成氏(立憲・国民推薦)は及ばなかった。今回も自民党の宮本氏が有利と見られているが、野党が票を一つにまとめられれば勝機も見える。連合滋賀の今回の決定が、野党間の候補者調整にどのような影響を与えるか、今後の展開が注目される。
* 連合滋賀は参院選滋賀選挙区で国民民主党の堀江明氏を推薦候補に一本化。
* 野党間で6人の新人が立候補表明、票の分散が懸念されている。
* 白木会長は「無意味な野党間の争いは避けるべき」と強調。
* 候補者調整が進まない場合は情勢次第で見直す可能性。
* 前回の選挙結果からも、野党票の一本化が課題となる見通し。