2025-07-03 コメント投稿する ▼
【参院選2025 比例代表】「命の現場から国会へ」白川よう子候補、医療削減と闘う決意を北九州で表明
「この国の医療を壊させない」白川よう子氏が現場の声を代弁
2025年参院選の公示日となった7月3日、日本共産党の白川よう子比例代表候補は、北九州市小倉北区で開催された民医連北九州ブロック後援会の決起集会に出席し、「命の格差を許さない政治」を訴えた。
白川氏はこれまで、民医連病院の現場で看護師として数々の命に向き合ってきた経験を持つ。演説では「貧困の中で医療を諦めざるを得ない患者があまりに多い」と現場の現実を語り、「政治を変えなければ、命を救えない」と強い口調で訴えた。
「目の前の命が、制度に押しつぶされている」
「もう誰にも、金がないからって病院を諦めてほしくない」
「医療を削る政治が、社会を壊していく」
「私たち医療者の願いは、命に値段をつけない社会です」
「白川さんのような人が国会に必要だと本当に思う」
白川氏は「自公が少数になったことで、高額療養費の自己負担増にストップがかかった」と指摘し、「この流れを一過性のもので終わらせず、さらに前に進めたい。本格的に医療と福祉を立て直す国会にするため、力を貸してほしい」と語りかけた。
医療費削減に現場は怒りと不安
今回の選挙では、自民・公明・維新が合意した「医療費4兆円削減」方針が大きな争点となっている。白川氏はこの方針を「命を削る政治そのもの」と批判し、「財政再建という名のもとで、患者や現場を切り捨てるやり方に断固反対する」と強く主張。
実際、医療現場では「これ以上削られたら、まともな診療ができない」との声が相次いでいる。若手の医療従事者も壇上に立ち、「患者の命とお金を天秤にかけるような社会は間違っている。白川さんのように現場の声を届けてくれる人が必要」と支持を表明した。
また、「医療が商品扱いされているようでやるせない」「削るべきは政治家の無駄遣いで、病院じゃない」といった声も観客席から上がり、共感の空気が広がった。
命の平等こそ、政治が守るべき基盤
白川候補の訴えは「医療従事者だから分かる現場の痛み」に裏打ちされたもので、多くの参加者に強い印象を与えた。彼女は「患者さん一人一人に向き合ってきた経験が、今の政治に一番必要だと思っている」と語り、「現場で見た『命の格差』を国会で変えるために、私は闘う」と決意を表明した。
健和会大手町病院の敷地内にある「憲法9条の碑」にもふれ、「平和があってこその医療。戦争と貧困が命を脅かす社会にしてはならない」と訴えた西中徳治会長の言葉にもうなずきながら、医療と社会正義の一体性を強調した。
白川氏の演説は、単なる医療政策ではなく、「この国の命のあり方」そのものを問うメッセージだった。