2025-06-30 コメント投稿する ▼
白川よう子氏「分断ではなく連携で社会を変える」 高知で演説、農業・介護・子育ての現場と共に訴え
市民と共に歩む候補者
7月の参院選を目前に控えた6月29日、日本共産党の参院比例代表予定候補・白川よう子氏が高知市で開かれた演説会に登壇し、「誰もが生きやすい社会」を目指す力強いメッセージを発信した。白川氏は、介護労働者や子育て中の母親、中小業者など、地域で暮らす人々とともに登壇し、それぞれの声に丁寧に耳を傾けながら、共に変革を呼びかけた。
「私は皆さんと手を取り合って社会を変えたい。対立や分断ではなく、連携こそが未来をつくる力です」。白川氏のこの言葉に、会場からは大きな拍手が送られた。
「つながる政治」が必要な時代
白川氏は自身の活動を振り返りながら、「政治に失望している人が多い。でも、生活の隅々にまで政治の影響が及んでいる。だからこそ、現場の声に根ざした政治が必要なんです」と語った。
この日の演説では、特に介護や子育てに関する政策を中心に訴えた。介護の現場で働く支援者とともに登壇し、「介護職は責任が重く、体力も気力も必要。でも報酬が低すぎる。このままでは担い手がいなくなる」と警鐘を鳴らした。
また、子育て世代の母親から「保育料の負担が重く、学費の心配も尽きない」との声が寄せられると、「教育は『自己責任』ではない。子どもは社会の宝。政治が支えなければならない」と訴えた。
農業再生にも意欲 「農家の苦しみは政治の責任」
農業政策についても白川氏は、「農家に米を作るなといいながら外国から輸入するなんて、あまりにもおかしい」と自民党農政を厳しく批判。「コメ不足の根本原因は自民党の失政。農業を国の基幹産業として立て直し、再生産可能な価格を保障するのが政治の責任です」と力を込めた。
「備蓄米を出しただけでドヤ顔されても困る。それは農民が汗水たらして作った大事な米。農政をパフォーマンスに使ってはいけない」との発言には、会場から「そうだ!」との声が相次いだ。
「誰ひとり取り残さない社会へ」 白川氏がめざす未来像
演説の中で白川氏は、自らの政治姿勢を「支え合いの政治」と定義した。「共産党は、すべての人が生きやすい社会をつくるため、誰の声にも耳を傾けます。派手なことはできなくても、着実に現場とともに歩む政治家でありたい」と述べた。
現場の声をもとに政策を形づくる姿勢は、共産党の原点でもある。白川氏は、介護・子育て・農業・中小企業といった暮らしの基盤を支える人々の声を国会に届け、「生活を守る政治」を前進させたいとの決意を表明した。
多様な市民が支える白川氏
この日の演説会には、共産党関係者だけでなく、無所属で参院徳島・高知選挙区に挑む広田一議員の陣営からも応援のあいさつがあった。選対本部長の橋本敏男県議は「立場は違っても、暮らしを支える政治をつくりたいという願いは同じ。白川さんを心から応援したい」と語った。
また、元香美市議の大岸まゆみ比例予定候補も登壇し、「現場の小さな声を大切にする白川さんの姿勢に共感している。比例ではぜひ白川よう子さんを」と訴えた。
演説は「共感」の連鎖に
演説の終盤、白川氏は改めて聴衆に語りかけた。「分断ではなく連携、競争ではなく支え合い。その社会を、皆さんとともに実現したい。政治は変えられます。諦めずに声を上げましょう」
演説を終えると、会場は大きな拍手に包まれた。参加者の一人は、「どんな立場の人でも寄り添ってくれる政治家だと感じた。白川さんなら信じられる」と語った。
参院選の最終盤。現場に根ざし、一人ひとりの声を受け止める白川よう子氏の姿勢が、有権者の共感と支持を広げている。