2025-05-08 コメント投稿する ▼
介護現場崩壊の危機「賃上げを見送れば日本社会も揺らぐ」介護職員が緊急集会で悲痛な叫び
介護現場の危機感広がる:賃上げを求める緊急集会
8日、介護業界の関係者が集まり、介護職員の賃上げを求める緊急集会が開かれた。参加者たちは「私たちを見捨てないでください」と訴え、給与の改善を強く求める決議文を採択した。この集会は、介護施設や在宅サービスを提供する事業者、介護職員が連携して実施されたもので、国への支援拡充を求める声が相次いだ。
「崩壊寸前」介護現場の実情
集会で発表された決議文は、介護職員の賃上げを柱とし、介護報酬の引き上げや追加的な補助金支給を政府に求めた。物価高騰が続く中、介護事業所は経営の厳しさを増しており、人材不足が深刻化している。現場からは「使命感だけで働き続けるのは限界だ」との声が多く寄せられた。
全国老人保健施設協会の東憲太郎会長は「給与格差は広がる一方で、他産業に人材が流出している。介護現場はこのままでは立ち行かなくなる」と警鐘を鳴らした。また、日本認知症グループホーム協会の河﨑茂子会長も「介護職が辞めたら社会はどうなるのか。本当にこのまま崩壊させていいのか」と強い懸念を示した。
賃金引き上げの必要性:他産業との比較
現在、介護職員の平均給与は他産業に比べて低く、長時間労働や重労働が続く中、処遇改善は進んでいない。政府は介護報酬の改定を通じて賃金の引き上げを図ってきたが、十分な効果が現れていない。
一部の大手介護企業は賃上げを実施しているものの、中小事業者ではその余裕がなく、現場の負担が増している。特に過疎地域では、介護サービスの提供が難しくなり、地域の高齢者が十分なケアを受けられなくなる恐れもある。
現場からの切実な訴え:支援強化の必要性
「高齢者の命と生活を支える介護職への支援を強化しなければ、日本の将来は危うい」と全国老人福祉施設協議会の大山知子会長は語った。集会では「給与を全産業の平均並みに引き上げること」を求める声が相次ぎ、参加者たちは実現に向けた政府の積極的な対応を期待している。
ネットユーザーの反応
SNS上でも、介護職員の処遇改善を求める声が多数寄せられている。
「介護職の賃金が低すぎる。これでは人が集まらないのも当然」
「中小事業者は賃上げどころか、経営がギリギリ。どうにかして支えてあげてほしい」
「現場の声をもっと聞いてほしい。働き手がいなければ介護は成り立たない」
「使命感だけで働ける時代は終わった。しっかりと賃金で評価してほしい」
「介護職員がいなければ、私たちも安心して生活できない。支援は急務」
介護現場の実情を反映した今回の緊急集会は、社会全体に向けた警鐘とも言える。国が具体的な支援策を示し、早急に介護職員の待遇改善を図ることが求められている。