2025-06-24 コメント投稿する ▼
共産・山添拓氏「消費税5%・平和外交で政権に対峙」仙台で比例5議席へ熱弁
仙台で山添拓氏が街頭演説 「平和と暮らし守る政治を」
2025年参議院選挙に向けて、日本共産党の山添拓参院議員が6月24日、仙台市内で街頭演説を行い、比例5議席の獲得を目指して訴えを強めた。演説には、比例予定候補のはたやま和也氏、福島かずえ氏、高橋千鶴子前衆院議員らも参加し、沿道には多くの市民が足を止めて聴き入った。
山添氏は冒頭、「長引く物価高と暮らしの不安を終わらせるためには、大企業や富裕層に応分の負担を求め、消費税を一律5%に引き下げることが必要だ」と強調。さらに「最低賃金を1500円にし、減らない年金で手取りを増やす政策でこそ、国民の生活は本当に豊かになる」と、生活防衛のための具体策を提示した。
「山添さんの演説、政策の中身が明快で聞き応えあった」
「消費税5%って現実的かと思ってたけど、話を聞いて納得した」
「年金も賃金も、下がるばっかり。山添さんの話は切実だった」
「アメリカの戦争に加担しないって言ってくれたのは山添さんだけ」
「平和外交の話、もっと多くの人に聞いてほしい」
アメリカの先制攻撃を批判 「国際法を守る政府に」
演説の中で山添氏は、国際情勢にも踏み込んだ。アメリカによるイランへの先制攻撃に言及し、「戦争ではなく対話を選び、国連憲章と国際法を尊重する政府に変えるべきだ」と主張。安全保障を理由に軍拡路線を進める自民党政権を厳しく批判した。
山添氏は、「平和を守るために必要なのは武力ではなく外交だ。日本はアジアの平和をつくる役割を果たすべきで、アメリカ追従の安保政策からは距離を取るべきだ」と述べ、外交方針の転換を訴えた。
また、自民党を補完する勢力として「維新や国民民主も、軍拡や新自由主義政策で政権を支えている」と名指しで批判し、「本気で政治を変えるなら、日本共産党の前進が必要だ」と比例での5議席の確保を呼びかけた。
“暮らしの防波堤”としての政策提示
山添氏は、共産党の役割について「暮らしの現場から出た声を、正面から国会に届ける唯一の政党」と述べ、教育、医療、福祉の分野での実績を紹介した。
演説では、学費負担を軽くしたいという若者の声にも触れ、「誰もが希望を持って学べる社会をつくるために、大学や専門学校の学費を半額にする。これは国の責任だ」と訴えた。聴衆からは拍手が沸き起こり、若者を中心に共感が広がっていた。
共産党が掲げる「消費税減税・学費半減・医療費の負担軽減」は、物価高騰と所得の停滞に苦しむ市民にとって、現実的かつ切実な要望と重なっている。山添氏は「これらの政策を実現するには、比例5議席が必要」と強調した。
平和・福祉の訴えが若者に届く
同じ演説会場では、高橋千鶴子前衆院議員が、高校生とのオンラインでのやり取りを紹介。「大学の学費が高く、進学をためらっている」という声を伝え、「子どもの貧困と教育格差を放置してはならない」と主張した。
また、はたやま和也氏が女川原発の廃炉や農業支援を訴え、福島かずえ氏が共産党の国政での役割と政策を簡潔にアピール。中でも山添氏の言葉は、平和・暮らし・公正という共産党の三本柱を集約する形で強い説得力を持っていた。
演説を聞いた19歳の青年がその場で入党を決意したことも、党の訴えが確実に届いている証左といえる。