2026-01-31 コメント投稿する ▼
共産党山添拓政策委員長が富の一極集中批判も8議席から巻き返せるか疑問
山添氏は富の一極集中を批判しますが、支持者の高齢化と現役世代からの支持低迷という課題を抱えています。 山添氏はこの問題について、まだまだ声が届いていない、これは安保法制やエネルギー政策だけではなく経済政策についてもそう感じていると述べました。 山添氏は経済政策について、今の一番の問題は富の一極集中だと指摘しました。
共産党山添拓政策委員長が富の一極集中批判も8議席から巻き返せるか
日本共産党の山添拓政策委員長が2026年2月8日投開票の衆議院選挙を前に、タックス・ザ・リッチ(富める者に課税を)を推し政策として掲げました。1922年の創設以来100年以上の歴史を持つ共産党ですが、衆議院では1979年に39議席を持っていたものの、現在はわずか8議席にまで減少しています。山添氏は富の一極集中を批判しますが、支持者の高齢化と現役世代からの支持低迷という課題を抱えています。
山添拓氏は1975年生まれの50歳で、東京都出身です。東京大学法学部を卒業後、弁護士として活動し、2016年の参議院選挙で日本共産党から比例代表で初当選しました。2022年の参議院選挙でも再選を果たし、現在は日本共産党中央委員会政策委員長を務めています。
山添氏は法律家としての知識を生かし、国会では安全保障法制や憲法問題、労働問題などで論戦を展開してきました。党内では若手のホープとして期待されていますが、共産党全体の議席減少に歯止めをかけることはできていません。
「タックス・ザ・リッチって言うだけなら簡単だよね」
「8議席しかないのに何ができるの」
「共産主義って時代遅れじゃない?」
「若者の支持がないのは政策が現実的じゃないから」
「反対ばかりで建設的な提案がない」
搾取なくせば労働時間8時間不要と主張
山添氏は共産党を一言で言うとという質問に対し、ブレずに国民のためにと答えました。良いところは頑固なところで、ダメなところはちょっと頑固過ぎるところかもしれないと自己分析しています。
今回の選挙で一番困ったことは何かという質問には、高市さんと国会論戦できなくなったことと回答しました。推し政策については、タックス・ザ・リッチ、富める者に課税をと明言しています。
山添氏は今後の日本における共産主義の未来について、私たちは今の資本主義がずっと続くとは考えていないと語りました。とりわけ貧富の差が極端に広がっていくとか、目先の利益を優先した資本主義は変わっていくと主張しています。
その時どういう社会になるか、やはり搾取がない、誰かの利益のために誰かが犠牲になるという、そういう関係から解放される社会だと理想を語りました。搾取は労働時間に端的に現れているとして、今8時間働かなくても世の中は回るという研究があると指摘しています。
搾取をなくせば労働時間は短くなって、もっと自由に使える時間が増えると主張していますが、具体的にどうやって搾取をなくすのか、その方法論は示されていません。理想を語るだけで、現実的な政策提案に欠けるという批判は免れません。
世界では左派復権も日本では支持低迷
山添氏は世界的な政治の流れについて、世界的には結構、左派の復権もあると指摘しました。ヨーロッパでもドイツであれフランスであれイギリスであれ、やはり中道というか真ん中のところが落ち込んで、極右と左派が頑張っていると分析しています。
ニューヨークで誕生した市長も、民主的社会主義者を名乗っているとして、アメリカのニューヨークでそういう市長が誕生するのは、世界的には社会主義や共産主義に対する見方が日本とは違うと強調しました。
しかし日本国内では、共産党の議席は減少の一途をたどっています。1979年に39議席を獲得したピーク時から、現在は8議席にまで落ち込んでおり、世界的な左派復権の流れとは逆行しています。
この現実について山添氏は明確な分析を示していません。なぜ世界では左派が復権しているのに、日本では共産党が支持を失い続けているのか、その原因を直視する必要があります。
70代80代は支持も現役世代から見放される
共産党として最大の課題は支持者の高齢化です。70代、80代の支持率は高いものの、いわゆる現役世代からの支持が得られていないという深刻な状況にあります。
山添氏はこの問題について、まだまだ声が届いていない、これは安保法制やエネルギー政策だけではなく経済政策についてもそう感じていると述べました。これは私たちの主体の問題、力量の問題もあると認めています。
ただし反対の声がなければ大政翼賛会になってしまう、議論を避けない、論戦を避けない、そして長いものに巻かれるようなことを自らすべきではないと、反対姿勢を貫く姿勢を強調しました。
しかし現役世代から支持されない理由は、反対ばかりで建設的な提案がないと受け止められているからです。理想を語るだけで、現実的な政策を示せない共産党に、将来を担う若い世代は魅力を感じていません。
富の一極集中批判も具体策示せず
山添氏は経済政策について、今の一番の問題は富の一極集中だと指摘しました。大企業は儲かっている、利益は10数年で3倍を超えているし、株価もすごく上がった、資産を持っている人は持っている、だけど働く人の給料は上がっていないというのが現状だと批判しています。
ここ10数年、アベノミクスで経済成長優先だと、成長があって分配だという話をやってきて、もうそれは破綻済みの話だと思うと断じました。企業に対して減税をして、優遇をして、規制緩和をして、そして利益が上がれば設備投資に回ったり賃上げに回ったりするという期待を企業に対してはしてきたが、これだけ賃金が上がらない、経済成長できない状況を作ってきたと政府を批判しています。
しかし山添氏は批判するだけで、具体的にどうすれば富の一極集中を解消できるのか、明確な政策を示していません。タックス・ザ・リッチと言うのは簡単ですが、どの程度の税率で、どのような仕組みで課税するのか、その財源でどのような政策を実現するのか、具体的なプランがなければ有権者は納得しません。
共産党が8議席から巻き返すためには、理想を語るだけでなく、現実的で実行可能な政策を提示する必要があります。しかし山添氏のインタビューからは、そうした具体性が全く感じられませんでした。