2025-04-30 コメント投稿する ▼
足立康史氏が日本維新の会に「解党すべき」と痛烈批判 理念崩壊と利己主義を告発
「理念は崩れ、利己主義だけが残った」――足立康史氏、日本維新の会に痛烈批判
「当初の理念がガタガタ」「このままだと潰れる」――。橋下徹氏や松井一郎氏ら、日本維新の会の創業メンバーからさえ見放された党の現状に、元衆院議員の足立康史氏が怒りをあらわにしている。
足立氏は自身のX(旧Twitter)で、「もう解党した方がいい」と明言。「声を挙げるマトモな政治家は一人残らず離党」したとして、残っているのは「解散直前まで黙ったまま騙し討ちをしてきた議員だけ」と、現執行部に属する議員たちを痛烈に批判した。
「ビラの中身はガタガタ」― 政策も形骸化
足立氏が特に問題視したのは、維新が選挙戦で用いている政策ビラの中身だ。「ビラの中身は、ガタガタ(橋下徹)の政策集のコピー」と嘆き、「有権者として恥ずかしい」と述べた。
党の看板政策が、もはや形だけのものに成り果てているという批判は、維新の求心力が失われつつある現状を鋭く突いたものだ。
理念なきルール主義から「利己主義」へ
「徹底したルール主義と掲げていたが、実態は“逮捕されなければ何をしてもいい”という徹底した利己主義に変わった」
足立氏は、維新が掲げてきた「クリーンさ」や「改革志向」といった理念が、いまや空洞化していると指摘。もはや「公党として、公人として胸を張る資格などない」とまで言い切った。
党の原点はどこへ
一時は国政において存在感を強めた日本維新の会だが、足立氏の発言は、その内実が崩れかけていることを印象づける。創業者さえも距離を置く政党に、今後どれほどの信頼が残されているのか。有権者の目も厳しくなっていくだろう。