2025-04-26 コメント投稿する ▼
足立康史氏、金澤結衣氏を批判 「選挙違反疑惑に説明なし、政治家に相応しくない」
移籍自体への理解を示す
金澤結衣氏は、昨年日本維新の会を離党後、無所属で活動を続け、今般自民党の神奈川20区支部長に就任し、次期衆院選に同党公認で出馬する見通しとなった。これに対し、SNSなどでは「信念がない」「最初から自民党から出ればよかったのでは」といった批判が相次いでいた。
これに対し足立氏は、「そうした批判を承知で自民党に身を寄せ、選挙で有権者の審判を受けるのだから構わない」と述べ、政党移籍そのものについては理解を示した。また、移籍理由の説明が拙いとの見方も示したが、「批判する資格は泉房穂氏にも私自身にもない」と付け加えた。
最大の問題は「説明責任放棄」
しかし、足立氏は金澤氏に対して強い懸念も示した。それは、過去に衆院東京15区補欠選挙を巡って持ち上がった「選挙違反の疑い」について、金澤氏が一切説明を行っていない点である。
足立氏は「私から法制度=ルールを説明し、互いに違法性の認識を共有した上で、見解を公表すべきと促したにもかかわらず、説明から逃げた」と主張。さらに、維新時代の仲間であった柳ヶ瀬裕文参院議員(現・維新東京都総支部代表)も同様に説明責任を果たさなかったと批判し、「この一点だけで、金澤氏は政治家に相応しくないと私は思っている」と断じた。
背景にある東京15区の補選問題
金澤氏を巡る「選挙違反疑惑」とは、昨年4月の衆院東京15区補選での選挙運動に関する問題だと見られる。当時、一部報道で、運動員に対する報酬支払いの有無や、選挙運動の方法に関して違法の疑いが指摘された。ただし、金澤氏本人や陣営側から公式な説明や見解表明はなされず、詳細は不透明なままとなっている。
今回、金澤氏が自民党から出馬するにあたり、こうした過去の問題に向き合わず、説明責任を果たしていないことが、有権者や政治関係者の間で疑念を呼んでいる形だ。
今後の焦点は「説明責任の有無」
政治家にとって過去の疑惑への対応は、その資質を問われる重要な要素となる。足立氏の指摘は、党の移籍自体ではなく、説明を避ける姿勢に対するものであり、今後金澤氏が疑惑にどう向き合うのかが一層注目されることになりそうだ。