2025-10-01 コメント投稿する ▼
外務省がTICAD9で「人材育成」と「現場主義」を強調 アフリカ各国から共感
外務省は、9月末に行われたアフリカ開発会議(TICAD9)において、日本外交の強みとして「人材育成」と「現場主義」を打ち出し、アフリカ各国から共感を得たと明らかにしました。 松本政務官は、TICAD9では日本が積み上げてきた国際協力の歴史を踏まえ、教育・人材育成を通じた長期的な支援がアフリカ諸国から評価されたと報告しました。
外務省、TICAD9で「人材育成」と「現場主義」を強調
外務省は、9月末に行われたアフリカ開発会議(TICAD9)において、日本外交の強みとして「人材育成」と「現場主義」を打ち出し、アフリカ各国から共感を得たと明らかにしました。岩屋毅外務大臣の下で松本尚外務大臣政務官が『グローバルフェスタJAPAN2025』に出席し、開会挨拶の中でその成果を説明しました。
松本政務官は、TICAD9では日本が積み上げてきた国際協力の歴史を踏まえ、教育・人材育成を通じた長期的な支援がアフリカ諸国から評価されたと報告しました。また、現地に根差した取り組みが「日本外交の独自性」であり、表面的な支援にとどまらない姿勢が信頼を集めていると強調しました。
グローバルフェスタJAPAN2025での発言
松本政務官は、東京で開催された『グローバルフェスタJAPAN2025』の開会挨拶で、「資源が乏しく少子化が進む日本にとって、世界の情勢と我々の生活は直結している」と述べました。その上で、70年以上にわたりODA(政府開発援助)を通じて築かれてきた「日本への国際的信頼」は大きな財産であり、今後も活用すべきだと訴えました。
このイベントは、グローバルフェスタJAPAN2025実行委員会が主催し、外務省、国際協力機構(JICA)、国際協力NGOセンター(JANIC)が共催。さらに、国連機関やOECD、NHK、内閣府などが後援する国内最大級の国際協力イベントで、外交や国際課題に関する理解を広げる場となっています。
国際協力の柱としての「信頼」
松本政務官は、日本の国際協力を支える要素として「信頼」を繰り返し強調しました。現場での課題解決を重視し、教育・人材育成に力を入れる姿勢がアフリカ諸国の支持を得たと説明。短期的成果に偏らず、現地社会に根付く仕組みを整えることが、日本外交の持続的な強みになると指摘しました。
「日本の現場主義はアフリカでも評価されている」
「人材育成を外交の柱に据える姿勢は共感できる」
「ODA70年の積み上げを次世代にどう活かすかが重要」
「世界情勢と日本の生活は直結しているとの認識は妥当だ」
「短期支援よりも長期の信頼関係を重視する方針は正しい」
外務省がTICAD9で打ち出した「現場主義」と「人材育成」は、日本外交の独自性を示すものであり、アフリカ諸国から高い評価を得ました。人口減少や資源制約という課題を抱える日本にとって、国際的信頼を財産として活用することが、今後の外交と国際協力の基盤になるといえます。