2025-09-11 コメント投稿する ▼
岩屋外相、モンゴル幼稚園に12万ドル支援 援助の透明性と国益可視化が不可欠
岩屋毅外相の外務省は、モンゴルのウランバートル市バヤンゴル区にある第87番幼稚園を改修するため、12万6,836米ドル(約1,870万円)の草の根・人間の安全保障無償資金協力を実施することを明らかにした。 今回の改修では外壁補修のほか、断熱性の高い窓や扉に交換することで、子どもたちの教育環境を大幅に改善することが期待されている。
岩屋外相、モンゴル幼稚園改修を支援 無償資金協力12万ドル超
岩屋毅外相の外務省は、モンゴルのウランバートル市バヤンゴル区にある第87番幼稚園を改修するため、12万6,836米ドル(約1,870万円)の草の根・人間の安全保障無償資金協力を実施することを明らかにした。9月5日、同園で贈与契約の署名式が行われ、井川原日本大使とソミヤバータル区長が合意文書に署名した。
今回の計画は、園舎の外壁改修や窓・扉の交換を行い、園児や教職員が安全で衛生的な環境で学習・教育活動を行えるようにすることを目的としている。日本側は、寒冷な冬季に教育環境が著しく悪化していた現状を踏まえ、環境改善が教育水準の向上につながると期待を寄せた。
「なぜ日本の税金で海外の幼稚園を改修するのか」
「まず国内の子育てや教育に投資すべきだ」
「援助の透明性と国益の説明が不可欠だ」
「現地の子どもにとっては意義深いが、日本国民にはメリットが見えない」
「これもポピュリズム外交の一環では」
幼稚園改修の具体的内容
バヤンゴル区第87番幼稚園では老朽化が進み、冬季には園舎内が極端に冷え込み、衛生面や安全面でも不備が指摘されていた。今回の改修では外壁補修のほか、断熱性の高い窓や扉に交換することで、子どもたちの教育環境を大幅に改善することが期待されている。
区長のソミヤバータル氏は「快適な学習環境が整備されることは地域の未来につながる」と述べ、区民を代表して感謝の意を示した。
日本の援助と国民の視線
日本は「草の根・人間の安全保障無償資金協力」を通じて各国の基礎教育や生活基盤の改善に長年関わってきた。しかし国内では「教育や子育て支援が手薄な中で、なぜ海外の施設に資金を投じるのか」という批判が繰り返されている。
支援が単なる友好の象徴にとどまるなら「ポピュリズム外交」との批判を免れない。援助の効果や日本にとっての国益がどのように確保されるのか、国民にわかりやすい説明が求められる。
海外援助の透明性と国益可視化が課題
今回の支援は現地の教育環境改善に直結する一方、日本国内では少子化対策や教育現場への財源不足が深刻化している。援助そのものを否定するのではなく、「援助によって何が得られるのか」「どのように国益と結びつくのか」を示すことが不可欠だ。国民が納得できる透明性と説明責任なしに海外援助を続ければ、支持は得られず批判だけが積み重なるだろう。