2025-01-21 コメント投稿する ▼
山梨県で企業倒産が急増 12年ぶりに2桁件数、負債総額30億円超
この倒産件数が月間で2桁となるのは、2012年9月以来12年3か月ぶりのことです。
■主なポイント
業種別内訳:製造業と小売業がそれぞれ4件ずつ発生し、主な原因は販売不振でした。
主な倒産事例:
・甲府市の貴金属業者「コタリダイヤモンド」が倒産し、負債総額は約5億5,695万円でした。
・富士河口湖町の建築工事業者「FHK株式会社」は、負債総額約21億円で倒産し、これは2024年の県内最大の負債額となりました。
■全国的な傾向:2024年12月の全国の企業倒産件数は848件で、前年同月比5.2%増加し、32カ月連続で前年同月を上回りました。 負債総額は2,100億7,600万円で、前年同月比107.0%増加しています。
■山梨県の年間動向:2024年の山梨県内の企業倒産件数は48件で、前年から17件増加しました。
特に小規模や新興企業の倒産が目立っています。
■背景要因
全国的な物価高や人手不足が企業経営を圧迫しており、特に中小企業にとっては厳しい状況が続いています。
山梨県内でも、販売不振やコスト上昇により経営が困難になる企業が増加していると考えられます。