2025-09-30 コメント投稿する ▼
河村たかし氏が新党立ち上げへ 日本保守党と決裂し共同代表解任を拒否
自民党を離党後、地域政党「減税日本」を率いる河村たかし氏=衆院議員=が、日本保守党から共同代表解任を通告され、新党立ち上げに向けて動き出す方針を固めた。 関係者によれば、河村氏は9月30日付で百田尚樹氏=日本保守党代表=に宛てた文書を送付し、「承諾できない」と反論。 この席で河村氏に共同代表解任と、減税日本との「特別友党関係」の解消が通告されたとされる。
河村たかし氏、日本保守党と決裂
自民党を離党後、地域政党「減税日本」を率いる河村たかし氏=衆院議員=が、日本保守党から共同代表解任を通告され、新党立ち上げに向けて動き出す方針を固めた。関係者によれば、河村氏は9月30日付で百田尚樹氏=日本保守党代表=に宛てた文書を送付し、「承諾できない」と反論。「保守党を解党もしくは分党すべきだ」と訴えたという。
今回の通告は、日本保守党内での対立が修復不能となった結果とみられる。河村氏はこれに強く反発し、党を離れる見通しだ。すでに周辺には新党構想を語り始めており、地域政党と国政政党をつなぐ新たな勢力を模索する姿勢が鮮明となった。
共同代表解任と友党解消の経緯
河村氏と百田氏の関係悪化は長期にわたり指摘されてきた。9月19日には、名古屋市内で河村氏、百田氏、有本香氏=党事務総長=の3人が会談。この席で河村氏に共同代表解任と、減税日本との「特別友党関係」の解消が通告されたとされる。
河村氏は当時、即答を避けたが、減税日本所属の市議や県議らと協議を重ねた結果、最終的に拒否の立場を固めた。9月30日の文書で「一方的な通告は許しがたい」と批判し、「信頼関係は完全に崩壊した」と明記した。
党内対立の深刻化と新党構想
日本保守党は百田氏を中心に急速に支持を集めたが、党運営の方針や組織運営をめぐり不協和音が続いていた。河村氏は「地方政治の現場から国政に声を届けるべき」との立場を強調する一方、百田氏は強い中央集権的な運営を指向。両者の溝は埋まらなかった。
河村氏周辺では「減税日本を母体とする新党を立ち上げるべきだ」との声が強まっている。新党設立が実現すれば、保守層の一部を取り込み、既存の「ドロ船政権」と批判される与党との距離感を鮮明にする可能性もある。
「結局は百田氏との対立が決定打になった」
「河村氏は地方を基盤に動ける強みがある」
「保守党は分裂含みで混乱している」
「減税日本と国政政党の関係も整理が必要だ」
「新党立ち上げは既定路線ではないか」
影響と今後の展望
河村氏の動きは、保守層の分断を象徴する事態といえる。党勢拡大を狙った保守党にとっては打撃となり、百田氏の求心力低下にもつながる懸念がある。逆に、河村氏が新党を設立した場合、地域政党の枠を超えて存在感を増す可能性もある。
日本政治は既存政党への不信感が高まる中で、新勢力の登場が選挙構図を揺さぶる要素となる。河村氏の決断と行動が、次期国政選挙や保守層の再編にどう影響するか注目される。