2025-09-30 コメント投稿する ▼
東国原英夫氏、小泉陣営“ステマ”疑惑に異論 「エセリベラル」指摘
元宮崎県知事・元衆院議員の東国原英夫氏(68)は自身の番組で「小泉氏は“エセリベラル”ということですかね」と疑念を呈した。 報道によれば、小泉氏陣営側の牧島かれん元デジタル担当相の事務所が、ニコニコ動画を中心に小泉氏を称賛するコメントを投稿するよう、参考例文とともに関係者へ要請していた。
東国原英夫氏、小泉陣営“ステマ”疑惑に異論 「エセリベラル」指摘
自民党総裁選(10月4日投開票)をめぐり、小泉進次郎農相(44)陣営の“コメント操作”疑惑が報じられている。それを受け、元宮崎県知事・元衆院議員の東国原英夫氏(68)は自身の番組でこの問題を取り上げ、「小泉氏は“エセリベラル”ということですかね」と疑念を呈した。支持をまとめるには程遠い今回の言い回しは、総裁選の行方にも影響しそうだ。
ステルスマーケティング疑惑の経緯と報道
報道によれば、小泉氏陣営側の牧島かれん元デジタル担当相の事務所が、ニコニコ動画を中心に小泉氏を称賛するコメントを投稿するよう、参考例文とともに関係者へ要請していた。例文には「総裁まちがいなし」「泥臭い仕事もこなす」「あの石破さんを説得できたのスゴい」など肯定的表現が含まれ、さらに他候補へのネガティブ表現も交じっていたとの報道がある。
小泉氏は閣議後会見で「一部行き過ぎた表現があった」と謝罪。「私自身は知らなかった」と釈明したうえで、「総裁選がかかわることで申し訳ない。再発防止を徹底する」と述べた。牧島氏の事務所は例文送付を認め、確認不足を謝罪。牧島氏の陣営での広報班班長は辞任した。
東国原氏の主張と批判の構図
東国原氏は、報じられた例文の中の「ビジネスエセ保守」という表現に注目し、それが主に高市早苗元経済安保担当相を揶揄するものではないかとの見方を示した。高市氏が過去、靖国神社参拝を明言していたことを挙げ、今回その言及が見られなかった点を指摘し、言動の矛盾を強調した。
さらに、小泉氏が前回総裁選で強く打ち出していた「選択的夫婦別姓」について、「一丁目一番地」「1年以内にかたづける」と明言していたが、今回は封印していると批判。「それで“エセリベラル”と言われても仕方ない」と語った。東国原氏は、政界の内部でこうした策略が過去から行われてきた可能性にも触れ、「仲間でつぶし合いをしている姑息な手段」が公然化しつつある現実を問題視した。
総裁選への影響と自民党内反応
この疑惑は、選挙の透明性や公正性に疑念を抱かせる材料となっており、SNS上では「政治不信を加速させる」「信念を疑う」「説明責任を追及すべき」といった声が広がっている。
「やらせコメントなんて卑怯だ」
「小泉氏のイメージが傷ついた」
「牧島氏は説明責任を果たすべき」
「東国原氏の指摘には重みがある」
「総裁選全体の信頼を下げている」
政界でも影響は無視できない。国民民主党の榛葉賀津也幹事長は「この問題はそう軽くない」とし、ステマ指示を認めた点を重視すべきだと述べた。北村晴男参院議員も、「参考例を示して陣営関係者にやらせコメント要請という報道は極めて重い」と言及した。
一方、橋下徹氏はこの問題について「民間企業ならば行政指導の対象となる手法。党運営・選挙運営で同様の規律がなければ国家運営能力を問われる」とコメントしている。
総裁選を通じて、小泉氏がどのように信頼を取り戻すか、そして党所属議員の態度が総裁選の情勢を左右するキーになると見られる。