2025-06-25 コメント投稿する ▼
「若い世代の声で政治を動かす」吉良よし子氏が討論会で教育・雇用の課題に本気の訴え
「若い世代の声で政治は動く」吉良よし子氏が訴え 公開討論会で教育・雇用・表現の自由を語る
7月の参院選を前に、若者の政治参加を促す取り組みが東京都内で行われた。25日、大田区の「民主主義博物館」で開催された公開討論会では、日本若者協議会の主催により、参院東京選挙区の候補者たちが集まり、「若者政策」や「子ども政策」などをめぐって意見を交わした。
日本共産党から立候補する現職の吉良よし子参院議員は、公明党の川村雄大氏、社民党の西美友加氏らとともに登壇。若い世代の現実に即した政策と、政治へのアクセス改善の必要性を訴えた。
若者の声を“届かせる”仕組みこそ必要
吉良氏は討論会の冒頭、「若い世代の声で政治が動く、そんな社会をつくっていきたい」と明言。そのうえで、これまで国会で取り組んできたテーマとして「理不尽な校則の見直し」や「教育無償化」を挙げた。
特に、未成年者の選挙運動制限については「子どもたちの意見表明権がきちんと保障されていない」として制度の見直しを主張。「18歳選挙権」が導入されて久しいが、選挙運動への関与には依然として厳しい制約があり、若者の政治的関与が阻まれている現状を憂慮した。
「吉良さんの話、まさに“政治って自分のこと”だと実感した」
「未成年の選挙運動制限って、もう時代遅れだと思う」
「若い世代をもっと信じて、声を政策に反映させてほしい」
「制服の校則から政治参加まで、吉良さんの視点は地に足ついてる」
「若者政策を掲げる候補は多いけど、吉良さんは一貫してやってるから信頼できる」
非正規雇用と学費問題に真っ向から提起
討論の中で、吉良氏は非正規雇用の拡大によって「若い世代が未来を描けない社会になっている」と指摘。「非正規でも暮らせる賃金の保障、学費の引き下げ、アルバイトをしなくても大学に通える環境整備が、政治の最低限の責任」と語った。
この発言に対して、公明党の川村氏、社民党の西氏も「高等教育の無償化」については前向きな姿勢を示したが、財源のあり方や制度設計の具体策には踏み込まず、吉良氏の具体的な提案とは対照的だった。
吉良氏は「学費が高すぎて、学生が生活を削って通学している。そんな状況を政治が放置していいわけがない」と述べ、共産党が掲げる高等教育無償化政策の必要性を重ねて訴えた。
「民主主義博物館」への評価と政治参加の意義
会場となった「民主主義博物館」について感想を求められた吉良氏は、「民主主義を学ぶことは、政治への無関心を乗り越える第一歩」と述べ、「声を上げてきた民衆の歴史に学びながら、自分の生活に政治がどう関わっているかを若者自身が知ることが大事」と語った。
特に、近年の政治的無力感に覆われた若者世代にとって、「自分の声が社会を動かせる」実感を得る機会として、同館の存在が重要であると評価した。
討論会の終了後は参加者との交流会も開かれ、吉良氏は個別の質問にも丁寧に応じた。現場では、若者から「大学に通うのがこんなに苦しいとは思わなかった」といった切実な声も寄せられていた。
若者の未来に本気で向き合う政治家とは
今回の公開討論会では、若者政策を前面に掲げた吉良氏の主張が際立った。選挙時にだけ若年層へアピールする候補も少なくない中、吉良氏は長年にわたり学生支援、非正規雇用、教育無償化、校則問題など、現実の若者の課題に真正面から取り組んできた。
現職としての実績と、当事者の声に根差した政策提言は、多くの若者にとって「選択肢の一つ」ではなく「期待を託せる存在」として受け止められている。
今後、選挙戦が本格化する中で、どれだけ若い世代にメッセージが届くか。そしてその声が、現実の政治をどう動かすかが問われている。