2025-07-28 コメント投稿する ▼
小池晃氏「自民党政治に終止符を」──共産党にも問われる“変革への覚悟”
小池晃書記局長「首相の顔を替えても意味はない」──有権者が突きつけたのは“自民党政治ノー”と「共産党への変革要求」
日本共産党の小池晃書記局長は28日の記者会見で、自民党両院議員懇談会について問われ、「誰が総理になるかの問題ではなく、自民党政治そのものを終わらせる必要がある」と強調。裏金問題や物価高、アメリカ追従の外交姿勢に対し、有権者が「自民党政治ノー」の明確な審判を下したと語った。だが同時に、今回の参議院選挙では共産党自身も大きく議席を減らしており、「変わるべきは自民党だけではない」との視点も浮き彫りになっている。
「自民党の政治構造そのものが問われている」
小池氏は会見で、「裏金・無為無策・対米従属、すべてが自民党政治に通じる。顔を替えるだけで信頼が戻る時代ではない」と語り、石破首相の進退をめぐる党内の混乱に冷ややかな視線を向けた。
また、「石破おろし」を主導する議員の中に裏金問題を抱えた議員が含まれていることに対し、「自ら責任を取らぬまま他人を責める資格はない」と断じた。
「裏金議員が“クリーンな政治”を語る資格はない」
「首相を替えたところで、閉塞した政治は変わらない」
「問題は人ではなく、政治の“中身”」
「民意を逆なでする政局遊びに終止符を」
「本当に必要なのは構造的転換だ」
“共産党も変革を” 議席減少は深刻な警鐘
しかし、今回の参院選では自民党だけでなく、共産党も議席を大きく減らしている。かつての“野党共闘の要”としての存在感に陰りが見えたことは否定できず、「共産党もまた、民意の変化に真摯に向き合うべきだ」との指摘が広がっている。
小池氏は「私たちは自民党政治全体の転換という民意に応えて、国会での論戦に臨む」と語ったが、その“民意”が共産党に対しても「変化と刷新」を求めているという現実から目を背けることはできない。
「“自民党を変えろ”と同時に“共産党も変われ”という声が聞こえた」
「議席減を“他人事”にしていたら次はもっと厳しい審判が下る」
「古い“運動体”のままでは若い世代の共感は得られない」
「“正しいことを言ってる”だけでは勝てない」
「共産党も“自己改革”から逃げてはいけない」
野党の責任とは──消費税減税を共通の旗印に
小池氏は会見で「国会が最優先で取り組むべきは、野党が選挙で掲げた消費税減税だ」と強調。日経新聞の調査でも自民党候補の約4割が減税に賛同していたことを挙げ、「ならば今こそ党派を超えて減税の議論を始めるべきだ」と述べた。
また、野党に対しても「自民党政治を終わらせるのか、それともその延命に加担するのかが問われている」とし、立憲民主党など他の野党にも明確な立場の提示を求めた。
「顔ではなく構造」 市民の視線は厳しく
石破首相の進退や与党内の内輪揉めを前に、市民の視線はかつてなく冷ややかだ。SNSや街頭では以下のような声が広がっている。
「自民党も共産党も“変わる”ことから逃げないでほしい」
「裏金政治を終わらせるだけでなく、誰もが希望を持てる対案を出して」
「“自民を倒せばそれでいい”じゃなく、“そのあと何をするのか”が大事」
「選挙で減税を言ったなら、口先だけじゃなく実現して」
「正論を語るだけでなく、共感される政治を目指して」
今回の選挙結果は、「旧来の政治すべて」への厳しい問いかけでもある。小池氏の主張が真に響くためには、共産党自身が変革の先頭に立つ姿勢を明確に示すことが必要だ。