寺田静参院議員が自民会派入りへ、与党過半数まで5議席に

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寺田静参院議員が自民会派入りへ、与党過半数まで5議席に

無所属の寺田静参議院議員が2026年1月14日、自由民主党の参議院会派に入る意向を固めました。2019年と2025年の参院選で立憲民主党など野党の支援を受け、自民党候補を破って当選してきた同氏の決断は、野党支援者からの反発が予想されています。子どもの貧困対策などのライフワークを政策実現につなげるため無所属での活動に限界を感じたと説明しています。

与党、過半数まで5議席に


寺田氏の会派入りにより、参院における自由民主党と日本維新の会の与党会派は合計120議席となり、過半数125議席まであと5議席に迫ります。2025年7月の第27回参院選で自民党と公明党の与党連合が過半数を割ったことを受け、自民党は日本維新の会との連立政権を樹立しました。しかし参院では与党会派が119議席にとどまり、過半数に6議席不足する少数与党の状態が続いていました。寺田氏の参加によってこの差は5議席に縮まることになります。

寺田氏は秋田県横手市出身の50歳です。早稲田大学を卒業後、国会議員の公設秘書などを経て、2019年の参院選秋田選挙区で初当選しました。当時は立憲民主党、国民民主党、社会民主党、連合秋田などの支援を受け、無所属で立候補し、自民党現職を破りました。2025年7月の参院選でも無所属で再選を果たしています。

初当選以来、寺田氏はどの会派にも所属せず独自路線を貫いてきました。子どもの貧困対策や児童養護、男女格差是正などに取り組み、複数の議員連盟に所属しています。2025年10月の首相指名選挙では、女性首相の誕生を願うという理由で高市早苗氏に投票しました。寺田氏は過去の首相指名選挙でも一貫して女性議員に投票してきた経緯があります。

「野党を応援したのに自民会派入りとか裏切られた気分」
「子どもの貧困対策が進むなら会派はどこでもいいと思う」
「無所属じゃ予算が取れないのは分かるけど複雑だな」
「秋田の有権者は怒るんじゃないか」
「政策実現のためって説明は理解できる」

政策実現優先の判断


寺田氏は周囲に対し、自民会派入りの理由として政策実現の必要性を説明しています。特に子どもの貧困対策などのライフワークを前に進めるためには、無所属での活動に限界があると判断したとされます。ただし自民会派入りした後も、特定の政党や候補者の応援活動は行わない方針を示しています。これは地元秋田での政治活動において一定の距離を保つ姿勢を示したものとみられます。

自民党側は2025年末から寺田氏に会派入りを打診していました。2026年1月23日召集の通常国会を前に、少数与党状態を少しでも改善したいという思惑があったと考えられます。寺田氏は地元秋田県の関係者らへの説明を既に始めており、会派入りは近く正式決定される見通しです。

野党支援者からの反発必至


寺田氏はこれまで2回の参院選でいずれも野党の支援を受けて自民党候補に勝利してきました。特に初当選時には立憲民主党、国民民主党、社会民主党、連合秋田が統一候補として擁立した経緯があります。こうした野党支援者や団体からは、自民会派入りに対する強い反発が予想されます。無所属を貫いてきた寺田氏が与党会派に加わる決断は、地元秋田の政治情勢にも影響を与える可能性があります。

一方で寺田氏の夫である寺田学氏は立憲民主党所属の衆議院議員です。寺田学氏は2025年9月に、妻である寺田静氏の政治活動を優先するため次期衆院選に立候補せず政界を引退する意向を表明しています。夫婦で国会議員を務める中で家事や育児の負担が課題となっており、寺田学氏は妻の活動を支える道を選びました。こうした家庭の事情も、寺田静氏が政策実現を重視する姿勢につながっている可能性があります。

参院での与党会派は寺田氏の加入後も過半数には届きませんが、差を縮めることで重要法案の可決に向けた交渉を有利に進められる可能性があります。自民党にとっては通常国会での予算案や法案審議を円滑に進めるための布石となります。

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2026-01-15 08:52:51(植村)

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