2025-07-03 コメント投稿する ▼
れいわ・山本太郎氏が参院選第一声 消費税廃止と格差是正を訴え「うちが一番とがっている」
「あなたのことを見ていない政治にNOを」れいわ・山本太郎氏が参院選第一声 消費税廃止で“とがった選択”訴え
「浮き輪の議論してる場合か」山本太郎氏が与党の“他人事政治”を批判
参院選が公示された7月3日、れいわ新選組の山本太郎代表がJR新宿駅南口で第一声を放った。「今の与党政治は、国民の6割が溺れているのに、どこにどんな浮き輪を投げるかの話ばかりしている」と厳しく批判し、根本から社会の仕組みを変える「とがった政治」の必要性を訴えた。
炎天下の中、集まった100人以上の聴衆に向けて、山本氏は「国民生活をいかに守るかの議論がまったくなされていない」と現政権の経済政策を強く糾弾。れいわ新選組として「消費税廃止」と「富裕層への累進課税強化」を打ち出し、「うちが一番とがっている。他が生ぬるいから」と各党との差別化を明確にした。
「“どこに浮き輪投げるか”じゃなくて、引き上げろって話」
「“うちが一番とがっている”って本当にその通り」
「山本太郎の演説、心に響いた。言葉じゃなく覚悟を感じる」
「聞いてて“他の党は何してたんだ”って思った」
「一番現実見てるのはれいわかもしれない」
“失われた30年”の元凶は政治 消費税廃止の旗を降ろさない理由
山本氏は、バブル崩壊後の日本経済の停滞を「失われた30年」と称し、その主因を消費税の累積増税と、労働者の使い捨てを進めた“働き方改革”にあると断じた。
「消費税は廃止するべきだ。実際にこの税金の多くは、大企業減税の財源に回されている」と説明。庶民から吸い上げ、大企業に還元される逆転構造を明らかにしたうえで、「この国の政治は誰を見ているのか?」と問いかけた。
実際、山本氏が国政で消費税廃止を明確に打ち出したのは2019年で、今回の選挙でもぶれることなく「ゼロ%」を掲げ続けている。浮ついた給付や一時的な補助ではなく、「根本的な生活負担を軽減する」ことこそが政治の責任だという姿勢は、一貫している。
「消費税、ゼロにすべきって最初に言ったのはれいわだったよな」
「“給付金じゃ意味がない”って、ほんとその通り」
「派手さよりも信念がある政策を支持したい」
「10%の重みをわかってない政治家が多すぎる」
「大企業優遇の裏で、誰が負担を押しつけられてるのかって話」
「労働力の置き換え」で格差は拡大 止まらない貧困化への危機感
山本氏は、外国人労働者や非正規雇用の拡大により、「労働力の置き換えが進んでいるのに、給与は上がらない」と現実を直視。「それでも政治は、あなた方の方を見ていない」と現政権の姿勢に痛烈な一撃を加えた。
働いても報われない社会、子育てが経済的に困難な社会、高齢者が年金だけでは生きていけない社会――。こうした閉塞感の根底には、一貫して「労働者を使い捨てにする政策」があり、それを転換する意思のない与党政治の限界がある。
れいわは、ベーシックインカム的な政策ではなく、あくまで「生活の底上げ」にこだわる立場をとる。消費税廃止、最低賃金引き上げ、累進課税強化、そして公共サービスの充実。これらの政策は、単なる耳障りの良い「改革」ではなく、“人が生きる土台を取り戻す”ための選択肢として提示されている。
“勢い”から“信頼”へ れいわの変革なるか
前回参院選では、山本氏自身が衆院議員を辞して東京選挙区に挑戦し、当選。比例でも2議席を獲得し、「小さな力でも既得権に風穴を開けられる」ことを証明した。だが、今年6月の都議選では擁立した3人全員が落選するなど、党勢拡大には課題も残る。
共同代表の櫛渕万里氏は「既得権の壁に阻まれた」と総括し、今回の参院選を「新たなスタート」と位置づけている。再び勢いを取り戻せるか、そして“一番とがっている”と胸を張る姿勢が、どこまで有権者の心を掴むかが問われている。