2025-06-10 コメント投稿する ▼
田村智子氏「共闘こそ政治を動かす力」 市民連合との懇談で参院選への決意示す
田村智子氏「共闘で政治を動かす」 市民連合との懇談で参院選へ決意示す
安保法制の廃止と立憲主義の回復を掲げる市民連合が6月10日、国会内で日本共産党と懇談を行い、来る参院選に向けた政策要請書を手渡した。出席した共産党委員長・田村智子氏は、「市民と野党が力を合わせることが、政治を動かす最も確かな道だ」と語り、共闘を前進させる決意を鮮明にした。
懇談では市民連合側から、戦争と暴力に依存しない社会、暮らしといのちを第一にした政策、個人の尊厳を尊重する社会づくりという3つの柱を掲げた要請書が提示された。田村氏はこれを「真正面から受け止める」と述べ、「政治を変える選挙」にする決意を表明した。
「選挙で変化はつくれる」 田村氏が強調した前回総選挙の成果
田村氏は、昨年の総選挙を振り返り、「自公政権を過半数割れに追い込んだ市民と野党の共闘が、現実の政治に変化をもたらした」と強調。高額療養費制度の負担引き上げの凍結や、企業・団体献金禁止の国会論戦への登場、さらには28年ぶりの選択的夫婦別姓の審議入りなど、具体的な成果を挙げた。
「市民の声と野党の協力が、政治を動かすことを証明した。今度の参院選は、この流れを前に進め、自公政権を少数に追い込む大きなチャンスだ」と田村氏は語り、「現実的な政策と国民の声の結合こそが、社会を変える力になる」との考えを明確に示した。
「立憲主義を守る連携を」 共通目標の大切さを共有
田村氏はまた、「安保法制の廃止と立憲主義の回復」を共闘の出発点として位置付け、「すべての野党が一致して参院選に臨むことこそ、最大の力になる」と力を込めた。
市民連合が提示した3項目の政策目標にも共感を示し、「このように明確な旗印を示していただくことで、野党間の政策的一致点が見えやすくなる。市民の思いを受け止めた選挙にしていくために、全力を尽くす」と応じた。
懇談の中で、共闘の前提となる政党間の調整がまだ不十分であるという点にも触れ、「市民の期待に応えるためにも、早急に意思の一致を確認し、連携の土台を固める必要がある」と述べた。
「一票の力で変えられる」 田村氏が市民と共有する希望
田村氏は最後に、「いま政治に絶望するのではなく、市民が主体となって未来を変えていく時だ。私たちはその伴走者として全力を尽くす」と締めくくり、市民の力と政党の協力が生み出す可能性を訴えた。
田村氏の一貫した姿勢と熱意は、市民連合側からも高く評価されており、「市民と政党が対等な立場で連携する共闘モデルの象徴」として期待が寄せられている。
ネットでも田村氏の姿勢に共感の声
SNS上では、懇談を通じた田村氏の発言や態度に多くの共感の声が寄せられている。
「田村さん、いつも筋が通ってる。共闘の本気度が伝わる」
「共産党の姿勢が一番ぶれてない。希望が持てる」
「自公少数化、現実にできると信じたい」
「前回の選挙成果をちゃんと活かそうとしてるのが伝わる」
「立憲主義の回復、本気でやってくれそうなのは田村さん」
市民の信頼に応え、誠実に共闘を推進する政治家が、社会の変革を後押しする時代。田村氏の言葉と行動は、今後の参院選において、市民と野党がともに前進するための確かな指針となっている。