2025-06-27 コメント: 1件 ▼
蓮舫氏が参院選へ始動 自由が丘に響いた第一声と“レインボーR”の再登場に賛否
1年ぶりの街頭演説に集まる視線
7月3日公示、20日投開票予定の参院選に向け、立憲民主党が全国比例代表で擁立を決めた蓮舫氏(57)が6月27日、東京・自由が丘駅前で街頭演説を行った。昨年の東京都知事選以来約1年ぶりに「自らが主役」となっての演説であり、注目を集めた。
集まった聴衆は約100人。蓮舫氏は開口一番、「わたしの思いをお話しするのは1年ぶりです。お久しぶりです。蓮舫です」と語りかけ、支援者から拍手が送られた。
演説の中では、物価高や少子化、気候変動といった社会課題に対し「政治が機能していない」と現政権を批判。立憲民主党の女性代表格として、「声を上げることの大切さ」を強調し、特にジェンダー平等や教育格差の解消といったテーマに言及した。
だが、演説そのもの以上に注目を集めたのが、支援者の中に見られた「R」のマークだった。
再び現れた“R”のシンボル 今度はレインボーカラーに
自由が丘の街頭で見られたのは、レインボーカラーで彩られた「R」のマークが描かれたカードを掲げる支援者たちの姿だ。これは、昨年の都知事選の際に都内各地に貼られ、賛否両論を巻き起こした“黒地に白のRシール”を連想させる。
当時、「R」シールの出所や意味については様々な憶測が飛び交い、候補者として出馬していた蓮舫氏に質問が集中。しかし蓮舫氏は開票後の会見で「質問の意図が分かりません」「全く意味が分かりません」と答え、自身とは関係がないことを繰り返し強調していた。
今回はその「R」がレインボーカラーに姿を変え、再び注目を集めている。象徴性が高まる一方で、「過去の曖昧な態度」を疑問視する声も根強い。
ネットでは懐疑と賛否が交錯
この「R」の再登場に、ネットでは賛否が分かれている。
「また“R”かよ。シール貼ってた時も説明せず逃げたのに」
「あれだけ問題になったマークをまた使う?反省してないってこと?」
「レインボーRは多様性の象徴?でもちょっと強引すぎる気がする」
「演説そのものは良かった。でも変なマークに話題を持っていかれるのはもったいない」
「政策で勝負してほしい。パフォーマンスじゃなくて中身を聞かせて」
政策ではなく、シンボルや演出ばかりが話題になってしまうことへの不満も見られ、今後の選挙戦略においても課題を残した形だ。
“象徴性”と“中身”が問われる選挙戦へ
蓮舫氏はこれまで、鋭い国会質問やメディア対応などで強い存在感を放ってきたが、近年は“対決型”“批判型”のイメージが先行し、政策そのものへの関心が薄れているという指摘もある。とくに参院選全国比例という舞台では、知名度だけでなく、具体的なビジョンと成果が求められる。
一方、党内では蓮舫氏の復帰に期待する声もある。参院選を目前にして、立憲民主党がどのように彼女の知名度を活用し、政策浸透につなげていくのか。党の浮沈をも左右する存在として、蓮舫氏の選挙戦が全国から注視されている。