2025-10-02 コメント投稿する ▼
長谷川ういこ氏、奈良公園の鹿問題で「非国民扱いは異常」と批判
鹿に対する扱いをめぐり、外国人観光客批判や地元住民への反発が広がっている中で、自らの大学時代の体験をもとに「人間が鹿に襲われることもある」と指摘しました。 長谷川氏はさらに、自民党の高市早苗衆院議員が騒動に言及したことについて、「本当に奈良への想いがあるのか疑問」と疑念を示しました。 奈良公園の鹿は観光資源であると同時に、野生動物としての性質を持っています。
長谷川ういこ氏、奈良公園の鹿騒動に持論
立憲民主党の長谷川ういこ参院議員が、自身のXアカウントで奈良公園の鹿を巡る議論について発言しました。鹿に対する扱いをめぐり、外国人観光客批判や地元住民への反発が広がっている中で、自らの大学時代の体験をもとに「人間が鹿に襲われることもある」と指摘しました。
長谷川氏は「奈良公園の鹿は普通にキャンパスに入ってきて、レポート用紙を食べられたこともある」と回想。そのうえで、「自分の経験に基づいて発言しただけで非国民扱いされる状況は異常だ」と述べ、過剰な批判に疑問を投げかけました。
鹿を巡る議論と政治的波紋
事の発端は、奈良市議のへずまりゅう氏が「鹿をいじめる悪質な外国人観光客」を批判したことです。これに賛同する声が集まる一方で、観光客全体を敵視する風潮に疑問の声も上がっています。
長谷川氏は「一部の行為を針小棒大に取り上げて正義感を演出している」と批判。さらに「現地で外国人観光客に肯定的な発言をした人までバッシングするのは害悪だ」と主張しました。
「鹿にレポート食べられたこと私もある」
「奈良は鹿と共存してきたんだから冷静に」
「全部外国人のせいにするのはおかしい」
「鹿に襲われた経験ある人は結構いる」
「政治利用される鹿が一番かわいそう」
高市氏への批判も展開
長谷川氏はさらに、自民党の高市早苗衆院議員が騒動に言及したことについて、「本当に奈良への想いがあるのか疑問」と疑念を示しました。鹿の問題が政治的パフォーマンスに利用されていることへの懸念を強調した形です。
一方で、鹿を守ろうとする地元市民や団体の努力も続いています。観光地としての価値と動物福祉の両立をどう図るかが課題となっています。
今後の課題
奈良公園の鹿は観光資源であると同時に、野生動物としての性質を持っています。観光客や市民に対する啓発活動やマナー向上は欠かせません。鹿への接し方を一方的に「外国人観光客の問題」とするのではなく、全ての来訪者に共通する課題として向き合うことが必要です。
鹿を守るために必要なのは対立ではなく、共生に向けた冷静な議論だと言えるでしょう。