2025-03-25 コメント投稿する ▼
奈良県議会、知事提出の予算案可決 K-POPライブ開催予算も盛り込まれる
委員会での否決から一転
委員会での予算案否決は、昨年に続いて2年連続となりました。特に注目されたのは、奈良県が計画している「無料K-POPライブ」に関する予算案です。このライブは、奈良県と韓国の忠清南道との友好提携15周年を記念したイベントで、最初は奈良公園で開催する予定でしたが、会場変更とともに予算が大幅に削減されました。とはいえ、委員会ではその必要性や費用対効果について多くの議員から疑問の声が上がり、予算案は否決されました。
予算見直しと賛成派の変動
山下知事は、委員会での否決を受けて、当初の奈良公園から奈良市内の「なら100年会館」での開催に変更し、予算を9分の1に圧縮する方針を示しました。しかし、それでも疑問の声が収まることはなく、特に自民党の一部議員や共産党から強い反対を受けました。その後、反対派の自民党議員を中心に無料ライブの予算を削除する修正案が提出されるなど、議論は紛糾しました。
本会議での可決
25日の本会議では、自民党の一部が賛成に回り、最終的に知事案は可決されました。賛成したのは、自民党の一部をはじめ、維新、立憲民主、公明、無所属議員などで、反対したのは自民党の一部と共産党でした。この結果、来年度の予算にK-POPライブに関する予算が盛り込まれることとなりました。
「K-POPライブ」を巡る議論
この無料ライブは、奈良県と韓国・忠清南道との15周年を祝う意味で企画され、約9,500人を無料で招待する予定でした。しかし、その費用対効果に疑問を持つ議員が多く、特に金額の大きさに対して反発が強かったのが実情です。知事は予算を削減し、規模を縮小したとはいえ、依然として賛否両論が続きました。