2025-01-28 コメント投稿する ▼
飛鳥・藤原の宮都、世界遺産登録へ向けて推薦
「飛鳥・藤原の宮都」は、飛鳥宮跡(明日香村)や藤原宮跡(橿原市)、高松塚古墳(明日香村)など、6世紀末から8世紀初頭にかけての古代日本の宮殿跡や墳墓、仏教寺院跡など19の資産で構成されている。これらの遺跡群は、東アジアの古代国家形成期における中央集権体制の誕生と成立の過程を示す重要な証拠とされている。
具体的な構成資産には、飛鳥宮跡、飛鳥京跡苑池、飛鳥寺跡、橘寺境内、川原寺跡、牽牛子塚古墳、大官大寺跡、天武・持統天皇合葬陵、中尾山古墳、キトラ古墳、高松塚古墳、山田寺跡、藤原宮跡、藤原京朱雀大路跡、菖蒲池古墳、本薬師寺跡、天香久山、畝傍山、耳成山などが含まれている。
これらの遺跡群は、飛鳥時代から奈良時代にかけての日本の歴史と文化の発展を物語る貴重な遺産であり、世界遺産登録によりその価値が国際的に認められることが期待されている。また、登録を通じて、地域の文化財保護や観光振興にも寄与することが期待されている。