2025-03-27 コメント投稿する ▼
【選択的夫婦別姓導入へ】辻元清美氏、石破首相との議論で制度実現に向けて法案提出を表明
■ 議論の主なポイント
- 家族の一体感に関する懸念:
首相は、家族間で姓が異なることに対する懸念を表明。これに対し、辻元氏は、内閣府の中間とりまとめで「最も大切なことは同姓という形式ではなく愛情や思いやり」と示されていると指摘し、家族の一体感は姓の共有だけではないと主張した。
- 海外での別姓による影響:
辻元氏は、海外で夫婦別姓によって子供に悪影響が出た事例はないと強調。さらに、国連児童基金の報告書を引用し、日本の子供の精神的幸福度が低いことを指摘し、姓の違いが直接的な原因ではないと述べた。
- 個人の選択肢としての夫婦別姓:
辻元氏は、結婚後に「加藤清美」と名乗ることに対し、「加藤清美ではピンとこない」と述べ、同姓・別姓の選択肢を個人に委ねるべきだと主張。同氏を選びたい人は同氏、別氏を選びたい人は別氏、旧姓の通称使用を希望する人はそれを選べるようにすれば、三方よしだと強調した。
- 法案提出の意向:
辻元氏は、4月中に選択的夫婦別姓制度導入に向けた法案を国会に提出する考えを表明。国民や若者たちに責任を果たすべきだと呼びかけた。
■ 関連する取り組み
立憲民主党は、2月25日に「人権問題としての選択的夫婦別姓」をテーマに合同ヒアリングを開催。このヒアリングでは、夫婦同姓強制が憲法違反であるとの指摘や、旧姓の通称使用だけでは問題が解決しないとの意見が出された。
また、3月4日には海外で活躍する方々からのヒアリングも実施。海外在住者からは、通称使用の弊害や法的氏名の重要性が指摘され、選択的夫婦別姓導入の必要性が強調された。
■ 今後の展望
選択的夫婦別姓制度導入に向けた議論は、今国会での法案提出を目指し、さらに活発化する見込み。立憲民主党は、他会派への賛同呼びかけや、国民への啓発活動を強化し、制度実現に向けた取り組みを推進している。
- 辻元清美代表代行が参院予算委員会で選択的夫婦別姓導入を議論。
- 首相との意見交換で、家族の一体感や海外事例について議論。
- 4月中に法案提出を目指し、他会派や国民への呼びかけを強化。