2025-04-04 コメント投稿する ▼
【石垣市議会】公立高校支援求める意見書を否決 野党は外国人学校支援見直しも課題視
意見書の内容と提案の背景
- 意見書は、私立高校の授業料無償化が進む中、島外の私立高校への進学者増加による八重山地区の公立高校の定員割れを懸念。
- 「公立でも私立でも豊かな教育を保証」するための支援拡充を求めた。
提案者の大道夏代氏は、3月定例会で外国人学校に対する授業料無償化制度の見直しを求める意見書が可決されたことに触れ、「この意見書をこのまま放置しておくのは良くないという意見もある。市議会として、すべての子どもたちに教育の拡充を求めていると言いたい」と訴えた。
与党側の反応と意見
- 与党の長山家康氏は「内容があまりにも抽象的。どこかの中学校の生徒会のほうがもっといい文章を書く」と批判。
- 平良秀之氏も「公立高校のどこを改善して私立高校に近づけてほしいのか全く分からない」と疑問を呈した。
採決結果と議会の動向
- 採決では、野党と中立会派「未来」が賛成、与党と中立の仲嶺忠師氏が反対し、賛成10、反対11で否決された。
3月の定例会で可決された外国人学校に対する授業料無償化制度の見直しを求める意見書は、政府が進める高校授業料無償化制度が国内の外国人学校や外国籍の子どもが通うインターナショナルスクールにも適用されることを批判し、支援の在り方の見直しを求める内容であった。
この意見書の可決は全国的にも異例であり、教育の公平性や支援の在り方について、石垣市議会内での議論が活発化していることを示している。