2025-05-11 コメント投稿する ▼
自民党大阪府連、参院選大阪選挙区に新人擁立模索 青山会長が決意表明、党内調整に注目
自民党大阪府連、参院選大阪で新人擁立を模索
自民党大阪府連の青山繁晴会長は、今夏の参院選大阪選挙区(改選数4)で新人候補の擁立を目指していることを明らかにした。11日に大阪市内で記者会見を開き、候補者として検討している人物について「20年来の友人」であり、「国の組織で将来を期待されている人物」と説明。本人からも出馬に向けた同意を得たとし、党本部との調整を進めていることを示唆した。
青山氏は「模索した結果と異なることになれば、私が責任を取る」と強調。さらに「目指す方向は少しずつ明確になってきた」と述べ、公認候補の選定に向けた調整に自信を示した。
大阪選挙区の情勢と他党の動き
大阪選挙区では、現職の太田房江参院議員も立候補を表明しており、青山氏が推す新人候補との調整が課題となる。党本部は現職を優先する姿勢を示しているが、青山氏は「新人擁立によって大阪での支持拡大を目指す」と強調している。
他党も選挙戦の準備を進めている。
* 公明党:現職を再擁立予定
* 立憲民主党、共産党、れいわ新選組、参政党:新人を擁立予定
* 日本維新の会:新人2人を擁立予定
* 国民民主党:候補擁立を模索中
特にれいわ新選組は、介護や障害者支援に長年従事してきたかばた健吾氏を擁立予定としている。かばた氏は大阪市阿倍野区出身で、過去には大阪市議選にも挑戦。今回は消費税廃止や介護職の賃上げを主要政策として掲げている。
自民党大阪府連、次期衆院選にも向けた動き
青山氏は記者会見で、次期衆院選に向けた府内5つの小選挙区での候補者公募も明らかにした。2024年の衆院選で自民党は大阪で全敗を喫し、維新が全19小選挙区を制したことを受け、党勢の立て直しを図る構えだ。
青山氏は「次の総選挙で小選挙区の議席を必ず取り戻す」と意欲を見せ、府連の再建に向けた決意を表明した。党内では異例の外部出身会長として注目を集める青山氏のリーダーシップが試されることになる。
* 自民党大阪府連の青山繁晴会長が参院選大阪選挙区で新人擁立を模索。
* 現職の太田房江氏も立候補を表明し、公認候補の調整が必要に。
* 他党も候補擁立を進め、激戦が予想される。
* 青山氏は次期衆院選での党勢挽回も視野に入れ、府連の再建を目指す。
自民党大阪府連の動向は、今後の大阪政界の勢力図に大きな影響を与える可能性がある。青山氏がどのように府連を率い、選挙戦を展開するのか注目が集まっている。