2025-09-04 コメント投稿する ▼
青山繁晴氏「石破さんはもう終わり」 自民党四役が臨時総裁選で過半数確保の見通し
自民・青山繁晴氏「石破さんはもう終わり」 党四役発言を暴露、臨時総裁選へ過半数超えか
自民党(自由民主党)の青山繁晴参院議員は4日、自身の動画配信で、2日の両院議員総会後に党四役の一人と交わした会話の内容を明らかにした。青山氏によれば、その党四役は石破茂首相(党総裁)について「もう石破さんは終わりだ」と述べ、8日に行われる臨時総裁選の実施に必要な国会議員と都道府県連代表の過半数が確保されるとの見通しを示したという。参院選の大敗を受け、党内では執行部刷新と総裁選実施の動きが加速している。
「カウントは終わっている」 党四役の強気な見通し
青山氏の証言によれば、党四役の一人は「8日に過半数は超える。カウントはほぼ終わっている」と語り、首相の慰留は実らないとの見立てを示した。さらに「幹事長を含め4人で十分相談した上で辞意を表明している。したがって首相は続投できない」と述べたとされる。森山裕幹事長、鈴木俊一総務会長、小野寺五典政調会長、木原誠二選対委員長の4人はすでに辞意を首相に伝えており、党内の流れは臨時総裁選へと傾いている。
青山氏はまた、2日の両院議員総会について「党所属議員295人のうち230人が出席し、続投すべきだという意見はわずか4人にとどまった」と説明。首相が批判的な意見を浴びせられた際には「にらんでいた」とも述べ、指導者としての姿勢に疑問を呈した。
首相の態度に批判、「首相失格」の声
さらに青山氏は、森山幹事長が辞意を表明している最中、石破首相が有村治子両院議員総会長に話しかけていた場面を取り上げ、「普段であれば、相手が首相でも米国大統領でも『ちゃんと聞いてください』と注意する。この振る舞いだけで首相失格だ」と痛烈に批判した。石破首相はこれまで続投の意向を崩していないが、党内の不信感は日に日に高まっている。
青山氏自身も臨時総裁選の実施を求める書面に署名・押印したことを公表し、総裁選前倒しを強く後押しする立場を鮮明にした。
泥舟内での争いと国民の視線
参院選の大敗を受けた自民党内は、すでに「泥舟政権」と揶揄される状態に陥っている。派閥や執行部の権力争いが前面化する中で、国民からは次のような厳しい声が相次いでいる。
「泥舟内での争いにしか見えない。国民生活は後回しなのか」
「臨時総裁選も結局は派閥ゲームだ」
「減税の議論を進めてほしい。選挙ごっこにうんざり」
「石破首相の態度は失望しかない」
「国民不在の政局。もう支持できない」
物価高や賃金停滞に苦しむ国民にとって、求められているのは政治の安定と生活支援であり、特に恒久的な減税への期待が大きい。しかし、自民党内では依然として総裁選や解散をめぐる権力闘争に関心が集中し、政策論争は後景に追いやられている。
自民党総裁選要求と今後の展開
青山氏の発言は、党内の実態を生々しく伝えるものとなった。総裁選実施を求める署名が過半数に達した場合、臨時総裁選は不可避となり、石破首相は辞任に追い込まれる可能性が高い。だが、こうした「泥舟内での争い」が長引けば、国民の政治不信は一層深まるだろう。いま必要なのは、派閥抗争の延命ではなく、減税を柱とした実効性ある経済政策である。
国民が求めているのは、総裁選や人事ではなく生活の改善である。自民党がその事実を直視できなければ、次の選挙で厳しい審判が下されるのは必至だ。