2025-08-01 コメント投稿する ▼
百田尚樹氏が初登院「左に寄るのは嫌い」石破政権を真っ向批判、減税と外国人土地対策を主張
百田尚樹氏が初登院「左に寄るのは嫌い」石破首相を真っ向批判 暴言コンビが国会に登場
「10年のかじ取りを誤れば日本は沈む」百田氏が初登院
7月の参議院選挙で初当選を果たした日本保守党の代表、百田尚樹氏が、8月1日の臨時国会で初登院した。作家としての辛口な発信で知られる百田氏は、国会の場でもその姿勢を貫いた。
「この10年のかじ取りを間違ったら日本は確実に沈む。壊れるのをとにかく少しでも支えたい」と語り、エネルギー政策や外国人政策の見直し、そして減税の実現を柱に据えると意欲を示した。
所属するのは経済産業委員会。百田氏は「豊かな経済力がないと日本は強くなれない。30年前は東京の土地を外国人が買うなんて考えられなかったが、経済が弱くなった今、日本の土地が次々と外国資本に買われている」と懸念を表明。「まず経済を立て直すのが第一」と強調した。
石破首相を「評価ゼロ」 1年の政権に「むしろマイナス」
百田氏は現政権を厳しく批判した。石破茂首相(自民党総裁)のこれまでの政権運営について、「ゼロですね」と即答。「石破総理が就任して1年近くになるが、日本の国益に何か資することがあったかと考えると、むしろマイナスやと思っている」と語り、現在の政策姿勢を真っ向から否定した。
また、同党の北村晴男参院議員が石破氏を「醜い、奇妙な生き物」とX(旧ツイッター)で投稿し、炎上した件にも言及。報道陣からのツーショット撮影の際には、「まさか、最初に炎上するのは私やと思っていたが…」と冗談交じりに語ると、北村氏は「暴言とも失言とも思っていない」と返し、2人は「暴言コンビ」と自称しながら笑顔で応じた。
「石破さんの何が悪いのか、ちゃんと説明してるなら百田さんの意見も聞く」
「暴言っていうけど、言ってる内容は的を射てる部分もある」
「減税を正面から言ってくれる議員、もっと増えてほしい」
「経済を立て直すって言うなら、まず消費税を下げる議論してほしい」
「『左に寄るのが嫌い』って返し、さすがに笑った」
保守色の強い言動に賛否は分かれるものの、物価高と停滞する日本経済に苦しむ市民からは、「減税」や「外国資本への警戒」に共感の声も寄せられている。
外国人土地取得やエネルギー政策に強い関心
百田氏が懸念を示した「外国人による土地買収」問題は、保守層を中心に根強い関心がある。防衛施設周辺や水源地が対象となる場合もあり、スパイ防止法の未整備も相まって、安全保障面からの立法強化を求める声は多い。
また、エネルギー政策に関しても、「再エネ偏重ではなく、現実的な安定供給を」という立場を取り、太陽光発電への過度な依存を見直すべきだと主張している。これは地方自治体や農村部からの反発とも重なり、今後の委員会活動で注目されるテーマとなるだろう。
「左に寄るのが嫌い」記者の要請に一言で応じる
報道陣による記念撮影では、カメラマンから「少し左に寄ってください」と言われた百田氏が、「私は左に寄るのが嫌いなんです」と即座に返した場面も話題に。政治的信条とユーモアを交えた言い回しは、ネット上でも拡散された。
百田氏と北村氏による「暴言コンビ」は、今後の国会論戦でも一石を投じる存在になりそうだ。一方で、政策の実現性や議会内での調整力が問われるのもまた事実である。過激さだけではなく、具体性と実効性を伴う政策が求められている。