2025-07-06 コメント投稿する ▼
百田尚樹氏「日本は中国に甘すぎる」トランプの関税圧力は“警告” 石破首相に痛烈批判【日曜討論】
「日曜討論」に日本保守も登場
通常、民放の党首討論は国会議員5人以上の政党に限定されがちですが、「日曜討論」はそれに加えて日本保守党や社民党も登場。多様な視点が示される中で、外交・通商政策をめぐる論戦は特に激しさを増しました。
関税交渉での石破発言に異論
米国が日本に対して70%という前例のない高関税を要求しているとされる中、石破茂首相は「国益をかけたギリギリの交渉」「安易な妥協はしない」と説明。交渉内容は逐一報告を受けているとし、「厳しい交渉になるのは当然」と語りました。
百田尚樹氏「関税は“圧力のメッセージ”」
この石破発言に対し、日本保守党の百田尚樹代表は異論を唱えました。
これはただの経済の問題ではない。アメリカは中国に厳しく、日本はそれに同調していない。そこに不満がある
と分析。さらに、米国が問題視している「フェンタニル問題」「中国の国防七校」などの事例を挙げながら、
日本が中国に甘い。アメリカはそれを見て関税という“厳しいメッセージ”を送っている。
それが読み取れないようでは政治家失格やと思いますよ
と石破首相を名指しで批判。外交姿勢の“曖昧さ”に対して痛烈な指摘を行いました。
中国対応をめぐる分断
番組内では他の党首からも中国への経済依存や人権問題に対する姿勢が問われる場面があり、外交・安保分野での“対中方針”が各党で割れる構図が浮き彫りになりました。特に、米中間の対立が激化する中で、日本の立場や交渉戦略が重要な論点となっています。
「メッセージを読み取れ」百田氏の真意とは
百田氏の主張は、単なる保守的な通商政策への傾斜というよりも、日本の外交に対する危機意識の表れといえます。彼は、経済制裁や高関税が“交渉カード”ではなく、“信号”であるという見方を強調し、日本の政権がそれを正しく受け止めていないと警告を発しました。