2025-12-09 コメント投稿する ▼
中国軍機レーダー照射問題と百田尚樹氏の警告 安全保障の緩みが重大危機に直結
安全保障上の信頼は積み重ねがすべてであり、一度揺らげば周辺国は弱みとして見てきます。 こうした声は当然であり、政治はそれを直視しなければなりません。 百田氏の指摘は核心を突いています。 安全保障は譲歩して改善する領域ではありません。 今回の照射問題は、政府の甘さが積み重なってきた結果であり、抜本的修正が迫られています。 しかし、外交の空白期間に他国は既成事実を積み重ねています。
中国軍機レーダー照射が映す安全保障の弱点
中国軍機が航空自衛隊機に対しレーダー照射を行った事案は、単なる偶発的行動とは言い難い重大な挑発です。百田尚樹代表は記者会見で「言語道断」と語り、日本政府の長年の対応が招いた結果だと指摘しました。安全保障上の信頼は積み重ねがすべてであり、一度揺らげば周辺国は弱みとして見てきます。
「なぜ反撃しないのかと感じる。謝罪させるべきだ」
「結局いつも日本が譲歩して終わる気がする」
「高市さんの姿勢こそ正常だと思う」
「外交でも毅然とした態度が必要では」
「自衛官が危険に晒される構造がおかしい」
こうした声は当然であり、政治はそれを直視しなければなりません。
過去の「譲歩」を中国は注視してきた
百田氏が挙げた2018年の韓国軍による照射事案で、日本政府は厳しい抗議を最後まで徹底しませんでした。当時の防衛相が笑顔で韓国側と握手した構図は象徴的で、周辺国はその態度を評価指標として扱います。外交における身振り一つは、国家の意思を外部に示す言語です。政治がそれを軽視した時、相手国は「許容ライン」を学習します。百田氏の指摘は核心を突いています。
尖閣、中国船長釈放が残した深い爪痕
2010年の尖閣衝突事件で中国人船長を釈放した政府対応は、近隣国へ誤ったシグナルを与えました。領土侵犯行為に法的処理をせず解放したことで、国家主権の守り方が曖昧になったのです。事件後、他国首脳が北方領土や竹島へ上陸した流れが起きました。外交の失敗は単発では終わらず、新たな外交既成事実を積み上げさせます。今回の中国軍機の行動はその延長線上にあります。
高市早苗首相の強い姿勢は正当性がある
安全保障は譲歩して改善する領域ではありません。むしろ譲歩は挑発を招き、現場の隊員を危険に晒します。高市早苗首相が主権侵害を極めて重い問題と捉え、立場を明確にしている姿勢は正常です。物価高や財政課題への対応と同様、外交安全保障こそ迅速かつ明確な意思決定が必要です。今回の照射問題は、政府の甘さが積み重なってきた結果であり、抜本的修正が迫られています。
日本は防衛力整備において財政出動をためらってきました。しかし、外交の空白期間に他国は既成事実を積み重ねています。安全保障政策は「消極的平和」では維持できず、毅然と示す意思が欠かせません。今回の事案は、政府が過去の対応を総点検する契機であるべきです。