2025-07-12 コメント: 1件 ▼
小池都知事、公明党候補を銀座で応援 自民とも連携強調、参院選で“知事与党”前面に
都知事が動く参院選 東京選挙区で公明を後押し
7月20日の投開票が迫る参院選に向け、東京都の小池百合子知事が12日、東京・銀座で街頭演説を行い、公明党公認の新人候補を応援した。
小池氏は、都議会で“知事与党”としてタッグを組む公明党との関係を前面に出し、「国政でも都政でも必要な人材」と聴衆に呼びかけた。
東京選挙区は激戦区の一つ。立候補者が乱立し、票の行方が読みにくい中、小池氏の動きは都政の延長線上にある“政治的メッセージ”として注目を集めている。
「小池さんが出てきたらやっぱり目立つ」
「都政で実績ある公明と組んでるのは知ってたけど、ここまで来たか」
「東京だけじゃなく全国回るって…やっぱり選挙うまい」
「“知事与党”って都政だけじゃなかったの?」
「公明との距離感がますます曖昧に見える」
“知事与党”を国政にも投影 自民とも並行支援
今回の応援は公明党候補に対するものだが、小池氏はこれまでに東京選挙区で立候補している自民党候補2人の集会にも参加しており、公明・自民の双方を後押しするスタンスをとっている。
都議会では、小池都政を支える与党勢力として自民・公明が事実上の連携体制を敷いており、今回の参院選でもその構図を国政レベルに拡張する動きと見られている。
小池氏は街頭演説で、「東京都の子育て支援や少子化対策は、公明党の強い希望があってのこと」と述べ、公明との良好な協力関係をアピールした。選挙という場であえて名指しで功績を共有する形をとるのは、都政と国政の“連続性”を意識した発信とみられる。
銀座でアピール、週末は地方へも
この日の演説場所は、東京の一等地・銀座。買い物客や通行人が足を止め、演説の様子を熱心に見守った。小池氏の登場によって、人の波が一気に膨れ上がった様子が印象的だった。
さらに小池氏はこの週末、東京都以外の選挙区でも自民党候補の応援に入る予定で、全国的な応援行脚を予定しているという。
これまで国政進出については明言を避けてきた小池氏だが、こうした動きは「政局での存在感」を一段と高める材料となる。
“顔”を貸す小池氏の影響力と選挙術
小池百合子氏といえば、選挙戦での“顔の効き目”が特に強い政治家の一人だ。演説に立つだけで人が集まり、発言が報道され、支援候補の知名度と支持が一気に跳ね上がる。
今回も、公明党候補への演説で「都政に欠かせない人材」と評価し、都政の成果を紹介しながら、国政での活躍を“セット”で訴えた。
この「都政と国政のリンク戦術」は、2017年の都民ファーストの会結成以降、小池氏が磨いてきた選挙術の一端でもある。今後、他の候補者との距離感や、支援スタンスの線引きが問われる場面も出てくるだろう。