お台場に世界最大級の噴水計画、26億円の予算案

東京都は2025年度当初予算案に、お台場海浜公園（港区）に高さ約150メートル、幅約250メートルの世界最大級の噴水「ODAIBAファウンテン（仮称）」の整備費用として26億2000万円を計上した。

■計画の概要
規模とデザイン: 噴水は高さ150メートル、幅250メートルの規模で、都の花であるソメイヨシノをモチーフにしたデザインが特徴。

演出: 夜間には音楽とライトアップを組み合わせた噴水ショーが予定されており、レインボーブリッジや東京タワーの夜景を背景に華麗な演出が展開される。

完成予定: 2025年度末の完成を目指しており、2026年3月の完成が予定されている。

■予算と経済効果
整備費用: 整備費用として26億2000万円が計上されており、維持管理費は年間1億5000万円から2億円が見込まれている。

経済波及効果: 都はこのプロジェクトにより、年間約250万人の観光客増加と約98億円の経済波及効果を期待している。

■批判と懸念
費用対効果への疑問: 一部では、予算や経済効果の試算に対して疑問の声が上がっており、特に年間2000万人の来訪者を見込む試算の現実性に懸念が示されている。

維持管理費の負担: 維持管理費が年間1億5000万円から2億円と見込まれており、その財源や負担についての議論が続いている。

■関連イベントの影響
「東京お台場トリエンナーレ2025」の開催状況: フジテレビが主催する国際芸術祭「東京お台場トリエンナーレ2025」は、2025年10月18日から12月25日までの開催が予定されている。

開催の不確実性: しかし、フジテレビの日枝久相談役が理事長を務める団体が要望した噴水計画と関連して、同トリエンナーレの開催が微妙な状況となっている。