2025-10-18 コメント投稿する ▼
小池百合子知事が中東4カ国歴訪へ「キャプテン翼」作者高橋陽一氏と漫画アニメPR
今回の訪問では、人気漫画「キャプテン翼」の作者である高橋陽一氏とともに、日本のアニメ・漫画コンテンツの魅力を発信する予定です。 中東地域では「キャプテン翼」が長年にわたり絶大な人気を誇っており、アラビア語版のアニメは「キャプテン・マジッド」として1980年代から愛され続けています。 小池知事は1月17日の定例会見で「サウジアラビアやアラブ首長国連邦などで『キャプテン翼』が大変な人気だ。
中東地域では「キャプテン翼」が長年にわたり絶大な人気を誇っており、アラビア語版のアニメは「キャプテン・マジッド」として1980年代から愛され続けています。調査によると、全年齢層で75パーセントの回答者がこのアニメを最も好きな作品に挙げるほどの人気ぶりです。
中東で絶大な人気を誇る「キャプテン翼」
小池知事は1月17日の定例会見で「サウジアラビアやアラブ首長国連邦などで『キャプテン翼』が大変な人気だ。作者の高橋陽一氏と一緒に登壇し、漫画・アニメなどをしっかりとPRしていきたい」と述べました。
「キャプテン翼」は1981年から週刊少年ジャンプで連載が開始された高橋陽一氏によるサッカー漫画で、全世界シリーズ累計発行部数は9000万部以上を記録しています。主人公の大空翼が仲間とともに成長し、ワールドカップ優勝を目指す物語は、世界中のサッカー選手に影響を与えてきました。
中東地域では、作品に登場するサウジアラビア代表のキャプテン「マーク・オワイラン」も人気キャラクターとなっています。サウジアラビアのエンターテインメント企業マンガプロダクションズは2023年、中東・北アフリカ地域における「キャプテン翼」の独占配信権を獲得するなど、現地でのビジネス展開も活発化しています。
「中東でアニメ外交とか、時代が変わったなって感じる」
「『キャプテン翼』で育った世代が今、中東の要職にいるんだろうな」
「日本のアニメ・漫画の経済効果って想像以上にすごいよね」
「高橋先生と一緒に行くのはインパクトあるわ」
「ソフトパワー外交の好例。これこそ国益だと思う」
アニメ・コンテンツビジネスの経済効果は約8兆円
小池知事は会見で「アニメなどの日本のコンテンツビジネスは、インバウンドの観光客による経済効果が約8兆円といわれる」と述べ、日本コンテンツの海外展開の重要性を強調しました。経済産業省によると、2023年のコンテンツ産業の海外売上額は約5.8兆円に達しており、半導体産業や鉄鋼産業の輸出額に匹敵する規模となっています。
今回の歴訪では、アラブ首長国連邦で開催される「アジア太平洋都市サミット及び市長フォーラム」への出席のほか、サウジアラビアでは国際金融会議「フューチャー・インベストメント・イニシアチブ」に登壇する予定です。小池知事はこれらの国際会議を通じて、東京の取り組みや魅力を発信し、都市間の連携を図る方針です。
小池知事はアラビア語に堪能で、カイロ大学卒業後はアラビア語通訳としてキャリアをスタートさせました。国会議員時代には中東各国との議員連盟に積極的に参加し、幅広い人脈を築いてきた経緯があります。都知事就任後も中東との関係を維持しており、今回の歴訪もこうした長年の関係が背景にあります。
上野動物園のパンダ、2026年2月に返還期限
一方、定例会見では上野動物園のジャイアントパンダについても質問が及びました。小池知事は「具体的な返還日は未定。野生動物の保全への取り組みは重要だ。これからも上野動物園における日中共同の繁殖研究プロジェクトを継続していきたい」と述べました。
上野動物園で飼育されている双子のパンダ、シャオシャオとレイレイは2026年2月20日に中国への返還期限を迎えます。この2頭が返還されると、日本国内でパンダを飼育する施設はなくなる可能性があり、関係者からは返還期限の延長や新たなパンダの貸与を求める声が上がっています。
子育て支援の拡充も発表
小池知事は会見で子育て支援施策についても発表しました。子育て家庭が抱える不安や悩みをチャットで気軽に相談できる「ギュッとチャット」について、1月20日から相談の回線数を倍増させることを明らかにしました。
また、不登校の小中学生の保護者が子供の状況に応じた相談先や支援を見つけることができる新たなポータルサイト「TOKYO多様な学びの場・居場所ナビ」も同日に開設されます。都は子育て世帯への支援を強化し、多様なニーズに対応できる体制づくりを進めています。