2025-10-10 コメント投稿する ▼
日本からパンダはいらない 上野動物園の貸与終了危機
現在の契約は2026年2月20日に終了予定であり、それを過ぎれば両個体は中国に返還され、日本にはパンダがいなくなります。 パンダの貸与契約は、実質的に中国政府が決定権を持つ外交案件であり、日本側が働きかけても中国の意志が最終的にすべてを左右します。 だが、それ以上に、日本が“貸与される立場”に甘んじる構造を見直すべきです。 東京都は、中国側と交渉を続ける姿勢を見せています。
日本にパンダはいらない―上野動物園の2頭、貸与更新が絶望的
貸与契約の崖と中国の沈黙
東京都は、上野動物園で飼育中のジャイアントパンダ「シャオシャオ」と「レイレイ」について、貸与延長を強く要望しています。現在の契約は2026年2月20日に終了予定であり、それを過ぎれば両個体は中国に返還され、日本にはパンダがいなくなります。
しかし中国側からは、更新に関する前向きな返答はないままです。パンダの貸与契約は、実質的に中国政府が決定権を持つ外交案件であり、日本側が働きかけても中国の意志が最終的にすべてを左右します。
外交カードとしてのパンダ、媚中外交の象徴
長年、パンダは「外交の使者」として中国が友好国へ貸し出してきました。日本での貸与は、文化交流や友好関係を示すシンボルとされてきましたが、それは同時に媚中外交の象徴とも言える仕組みです。
中国が貸与を渋る今、その外交的価値を再検討すべきです。国と自治体がパンダを持つことは、相手国に干渉を委ね、外交カードとして扱われる危険をはらんでいます。
もし貸与が終了すれば、日本におけるパンダ観察の機会は消えます。それは“動物園の売り”を失うだけでなく、私たちが他国の文化発信に振り回される構図を映すことにもなるでしょう。
上野動物園と日本の選択肢
上野動物園にとって、パンダを失うことは集客減への打撃です。来園者数の一部を占めていたパンダ人気は大きな収益源でした。だが、それ以上に、日本が“貸与される立場”に甘んじる構造を見直すべきです。
東京都は、中国側と交渉を続ける姿勢を見せています。延長を認めさせるために、共同研究や資金拠出を条件にする可能性もあります。ただし交渉結果は、中国の外交判断に強く依存します。今後の日中関係がどう動くかが鍵になります。
また、最悪の場合に備えて、代替施設や人気動物の導入などを含めた方針を検討する道も残ります。パンダに執着するより、独立性を確保する選択を優先すべきという考え方もあります。
パンダが消えるなら、それでいい
パンダは可愛い存在ですが、それは一種の装飾品にすぎません。他国から貸与され続けることをありがたがる文化ではなく、主権と選択を重視すべきです。
たとえパンダが日本から消えても、動物園は存続できます。地元の動物や希少種、日本で繁殖可能な動物を強化すればいいのです。借り物を展示して「見せ物」にする構図から脱却する時期は来ています。
「パンダがいなくても構わない。自立した動物園であってほしい」
「中国の顔色見て文化を借りて生きる日本はもう終わりだ」
「借りパンダに頼る必要はない。自前で勝負しろ」
「返されても文句はない。むしろ清々する」
「見せ物的な外交動物はもう不要だ」
こうした声は、パンダ依存を見直す動きが市民にも芽生えている証左です。
東京都と政府は、貸与継続に執着する前に、「日本には日本の動物文化がある」という視座を示すべきです。自ら交渉の主導権を取り戻し、他国に左右されない文化政策を追求すべきです。