2026-01-19 コメント投稿する ▼
参政党の鈴木敦衆院議員が離党意向
参政党の鈴木敦衆議院議員が離党する意向を固めたことが2026年1月19日、関係者への取材で明らかになりました。近く離党届を提出する見込みです。次期衆議院選挙への対応は検討中で、立憲民主党と公明党が結党した「中道改革連合」への参加は否定しているといいます。党内序列ナンバー2とも言われた衆議院国会対策委員長の離脱は、参政党にとって大きな打撃となります。
国民民主党→教育無償化→参政党の転々
鈴木氏は1988年12月生まれの37歳で、神奈川県川崎市出身です。2021年の衆議院選挙で神奈川10区から国民民主党公認で立候補し、比例南関東ブロックで復活当選して初当選を果たしました。
2023年11月には前原誠司衆議院議員らと共に国民民主党を離党し、「教育無償化を実現する会」を結成しました。鈴木氏は国会対策委員長に就任しましたが、2024年10月に前原氏ら他のメンバーは日本維新の会と合流する道を選びました。
しかし、鈴木氏だけは維新に合流せず、参政党に入党しました。これは神奈川18区での選挙区競合などの問題があったためとされています。維新に入党すると小選挙区に立候補できず比例のみの戦いになる可能性があり、当選権確保のため参政党を選択したと見られています。
「また離党って、この人ころころ政党変わりすぎじゃない?」
「教育無償化って看板、結局捨てたんだな」
2024年衆院選で再選後に党要職へ
2024年10月27日の第50回衆議院選挙では、参政党から比例南関東ブロックの単独候補として立候補し、再選を果たしました。参政党は比例南関東ブロックで1議席を獲得し、鈴木氏が当選しました。
当選後、鈴木氏は党の常任役員にあたるボードメンバーに就任しました。さらに参政党国会議員団の衆議院国会対策委員長にも就任し、党としての国会戦略を仕切る役割を担っていました。党内序列ではナンバー2とも評されるほどの重要ポジションでした。
しかし、2025年夏にボードメンバーを退任しました。2025年9月8日の党人事変更では、吉川里奈氏が副代表兼ボードメンバーに就任する一方、鈴木氏はボードメンバーから離れました。国会対策委員長などボードメンバー以外の役職は留任していました。
「ボードメンバー退任した時点で、離党の布石だったのかもね」
会派代表も吉川氏に交代
衆議院事務局は2026年1月16日、参政党から会派代表が鈴木氏から吉川里奈氏に交代するとの届け出があったと発表していました。この人事変更が離党の前兆だったと見られます。
吉川氏は1987年生まれで、大阪府出身の元看護師です。2024年の衆議院選挙で比例九州ブロックから初当選し、2025年には参政党副代表に就任しています。鈴木氏に代わって会派代表を務めることになりましたが、わずか3日後に鈴木氏の離党意向が明らかになりました。
参政党のホームページでは、鈴木氏は次期衆議院選挙の神奈川18区の公認候補予定者として掲載されています。しかし離党すれば、この候補予定者としての地位も失うことになります。
「会派代表変わったと思ったら、すぐ離党って...党内でもめたのかな」
不倫疑惑報道の影響も
鈴木氏を巡っては、2025年7月に週刊文春が不倫疑惑を報じていました。報道では「妻の里帰り出産中に後援会の女性とスーパー銭湯に宿泊した」という内容でした。
鈴木氏は自身のXで「後援会の会合でスーパー銭湯を利用し、食事と休息を取った。女性とは一切の不適切な関係はない」と否定しました。しかし、この釈明に対しても「選挙期間中の後援会による飲食提供は公職選挙法違反の可能性がある」との指摘がネット上で出ていました。
この報道が党内での立場に影響を与えた可能性も指摘されています。2025年夏のボードメンバー退任は、この報道の約1か月後のタイミングでした。
参政党は2020年4月に神谷宗幣氏を中心に結党された保守系政党で、現在は国会議員5人、地方議員151人を擁しています。鈴木氏の離党により、衆議院議員は1人減って1人となり、党勢に打撃を与えることになります。
次期衆議院選挙への鈴木氏の対応は検討中とされていますが、中道改革連合への参加は否定しているといいます。無所属での出馬や、別の政党への参加など、今後の動向が注目されます。